印を打った3頭はすべて追い切り本数の少ない調教タイプ。なかなかこのようなパターンでコラムに取り上げることはありませんが、12月開催の阪神芝1800mはダブル最速がとにかく馬券になります。昨年の場合、トラックのダブル最速は単勝率50%、坂路のダブル最速は複勝率が優秀です。

　トラックのダブル最速に該当した◎ルナーランダーは2走前休み明け時とほぼ同じ最終追い切り内容。○ウインクルサルーテはトラックのダブル最速、▲ジェネラルゴジップは坂路のダブル最速に該当しており、馬券圏内は3頭で決まる可能性が濃厚。

1.ルナーランダー
今回：標準少めトラック
前回：馬ナリ平均トラック

2.オイルタウン
今回：連闘
前回：馬ナリ平均トラック

3.ウインクルサルーテ
今回：軽目トラック
前回：標準トラック

4.ジルダ
今回：乗込坂路
前回：標準少めトラック主体

5.カレンバッドボーイ
今回：連闘
前回：標準併用

6.レディカリビアン
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準併用

7.ジェネラルゴジップ
今回：標準少め坂路
前回：標準少め坂路

8.メイショウバッハ
今回：連闘坂路
前回：標準坂路

9.マイネリベルタス
今回：急仕上げ坂路
前回：標準多め坂路

【テッポウ勝負】ひ弱さが、どうも抜けきれないジェネラルゴジップ。今回も良馬場が前提条件になるが、現級も含め、1分59秒台で幾度も勝ち負けしてきた。旬の短い馬だけに、テッポウ勝負。

　ウインクルサルーテとの追い比べが第一本線。二走前の三年坂特別は1分33秒8で3着、武豊も次はもらったと内心思ったかもしれない。ところが、勝ちに行くと折り合い難。「気まぐれなところがある」と、レース後、武豊がコメントしていたが、三戦目とあれば追い出しのタイミングを工夫してくる。

　ルナーランダーは、元は逃げ馬。シンプルに先手を心がければ、思わぬ拾い物がある。マイネリベルタスは当コースに1分46秒5という勝ち時計あり。カレンバッドボーイの鞍上はシュミノー。メイショウバッハも、この組み合わせなら連下圏内。

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【先行有利】実績から休み明けでもジェネラルゴシップに人気が集中する組み合わせ。たしかに、ここでは力が上だが、展開面を考えると最内枠に入ったルナーランダーが絶好の狙い目か。前走はスタートで致命的なミス。中間は入念にゲート練習をしてここに臨む。対抗以下には落とせないジェネラルゴシップ。相手なりに走るウインクルサルーテと続く。

【展開有利】スタートだけが問題だが、そこがクリアできれば01ルナーランダーが勝ち負け。稽古での動きは素晴らしく、スタートを決めて先行できれば、展開利もあり確実に上位争いだ。相手は、07ジェネラルゴジップと03ウインクルサルーテを上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負だ。

【小波乱】ジェネラルゴジップは追われて確か。スムーズな競馬でカレンバッドボーイが台頭。マイネリベリタスはこのコースが合う。

それなりに全頭が良い数字を持っている。それでも軸は平均値トップ93の2頭のどちらか。わずかに◎ジェネラルゴジップ。相手筆頭に3歳○ウインクルサルーテとする。3番手に▲マイネリベルタス。前走102☆ルナーランダーの一発あり。

休養明けだが仕上がりは万全の7ジェネラルゴジップを推す。阪神は得意でうまく決め脚が生かせれば順番だ。対抗は3ウインクルサルーテで末脚勝負なら差はない。