冬開催に行われた1000万下牝馬限定の阪神芝2000mがないので、通年で調べてみると、春開催に四国新聞杯が行われています。その1着馬の調教タイプを参考にすると、標準坂路と乗込坂路。同じ調教タイプの該当馬を探すと、標準坂路の◎メイショウガーデンしかいません。

　休み明けですが、追い切り本数は標準をこなし、最終追い切りでは前走時の4F53.4秒とほぼ同じ4F53.2秒をマーク。新馬に遅れてはいますが、これは相手が動きすぎただけ。むしろラスト1F11.8秒でまとめた脚力を評価すべきでしょう。

1.マユキ
今回：馬ナリ平均坂路
前回：馬ナリ平均坂路

2.ゴールドエッセンス
今回：馬ナリ平均トラック主体
前回：馬ナリ平均併用

3.ヤマニンエルフィン
今回：急仕上げ坂路
前回：標準多め坂路

4.エイシンティンクル
今回：標準併用
前回：標準併用

5.キンショーユキヒメ
今回：馬ナリ平均坂路
前回：急仕上げトラック

6.ギモーヴ
今回：軽目併用
前回：乗込併用

7.クィーンチャーム
今回：標準併用
前回：標準併用

8.アプリコットベリー
今回：馬ナリ平均坂路主体
前回：標準少め坂路主体

9.ベストセラーアスク
今回：連闘
前回：標準坂路

10.メイショウタチマチ
今回：標準トラック主体
前回：馬ナリ平均トラック

11.スイートガーデン
今回：連闘
前回：連闘

12.メイショウガーデン
今回：標準坂路
前回：標準多め坂路

【やっぱり血統】兄のエイシンンヒカリと比べるのは少しかわいそうかなと思っていたが、エイシンティンクルは、二走前1分57秒9を計時。前回も、おいでおいでの0秒7差独走。中間の調教も攻めの姿勢がビンビンだけに、昇級の1000万条件も通過点でいい。

　逆転があればキンショーユキヒメ。春シーズンはオークスでも面白いところがあると、その資質を温めてきた馬。タイトなローテに映るが、使い込むことで馬体のラインがやっとクッキリとしてきた。

　ギモーヴも、やや時計がかかり始めた最終週なら差し届く。メイショウタチマチの戦法は逃げ、シンプルこそが大きな武器。クラス二度目のクィーンチャーム、ゴールドエッセンスも小差。

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【実力拮抗】久々になるが阪神コースでは、確実に最後まで脚を使ってくるギモーヴ。前走も大きな不利がありながら、根性で差し返す味な競馬をしてみせた。先行馬が揃っており、展開もこの馬に向きそうだ。相手は前走の勝ちっぷりが鮮やかだったエイシンティンクル。豊富なスピードは昇級しても見劣ることはないだろう。

【逃げ切る】かなり先行指向は強いが、それでも行ってナンボなのが04エイシンティンクル。ダッシュ力があるのでスッと逃げられるだろうし、兄同様にかなりパワーもある。相手はひねり気味に、03ヤマニンエルフィンと07クィーンチャームの2頭を上位にチョイス。◎からのヒモ紛れ決着を狙い撃つイメージで、馬券を構築したい。

【小波乱】エイシンティンクルはスピードと粘り強さを兼備。体力がついてきたゴールドエッセンス。メイショウガーデンはしぶとい。

☆メイショウタチマチの前走は阪神の2200mで指数105。減量騎手での数字で今回出せるかどうか微妙だが、同コースでの数字ならば大丈夫と見たい。それより久々のほうが問題かも。さらに出ていれば平均値トップだったウインアキレアは回避になってしまった。これならば◎キンショーユキヒメでいける。同3歳○エイシンティンクルも要注意。

格上げ初戦になるが上り調子の4エイシンティンクルを推す。マイペースで行ける公算が強く粘り腰で押し切りは可能だ。○は6ギモーヴで能力は上位で鉄砲駆けは十分。