【小倉は新味いっぱい】ショウボートは、1000万条件で勝ち負けの実績がある降級馬。中央場所では折り合いのつきやすいマイルを中心に番組を選んできたが、小倉は前日入厩という特典あり。テンションの高さも楽になるだろうし、折り合って平坦とあれば1800mもドンと来い。坂路を軸にして調教も積んできた。

　当面の目標はアグネススターダムの先行力。今年の大寒桜賞は2000m通過が2分1秒3、上がり3Fのレースラップは11秒6―11秒2―11秒9と、いつにも増して秀逸。2200mはさすがに長く、ゴール前でアゴが上がったが、まだキャリアは〔1102〕。あすなろ賞(2分0秒4)だけ走れば好レース必至。

　レースラップの精度は少し落ちるが、リッチーリッチーも中京2200mの渥美特別を2分13秒6で2着している。9-10Fの距離も〔1110〕だ。モツれた展開になれば、川田のグリーンラヴの差し込み。ネオアトラクション、ノーブルソニックにもチャンスあり。

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【ヒモ穴注】1000万クラスで、何度も勝ち負けの競馬をしていたショウボード。休み明けや小回りという不安もあることはあるが、どんなハードルも実績と500万下への降級という2つのキーワードによって、すべて相殺される。というより、間違いなくお釣りがくる状況だ。ここは相手探しの一戦と見て間違いないだろう。グリーンラヴは平坦な直線だと、確実に追いこんでくるタイプ。1頭抜けた時の2着争いでは、1番信頼できるのではないだろうか。

【展開有利】コレという先行内容を残している馬が見当たらない、難解な一戦。詰めは甘いが安定感があり、確実に前へと行くであろう06リッチーリッチーを本命に推す。器用さがあるので、持ち味が生かせる小回りはプラス。ここから、01グリーンラヴと10アグネススターダムを相手本線に設定した馬券で勝負したい。

【小波乱】グリーンラヴは最内枠を生かす。心身ともに成長しているショウボート。潜在能力が高いアグネススターダムにも注目。

昨年は9頭立てでも2着に8番人気が突っ込んで中荒れ。下位でも気が抜けない一戦なのだ。前走上のクラスで98を出した○グリーンラヴ。同距離コース97もあってなんとかなりそうな範囲。さらに▲ショウボート順当。しかし軸は3歳で前走97を出している◎リッチーリッチー。ネオユニ産駒で☆ノーブルソニック一発警戒。

降級なら能力は一枚上手の5ショウボートが有力。追い込み一辺倒だが能力でカバーしてくれそうだ。○は10アグネススターダムで先行策からチャンスをつかみそうだ。