【丁寧に乗れば】タンギモウジアの速力が一枚上。前走、開幕週の良コンディションに恵まれたにせよ、前半3F・33秒6―1000m通過・56秒1というHラップを二番手追走。ポンと好スタートを切ったことで逆に、他馬のペースに合わせる形となり、微妙に詰めを甘くしてしまったが、1分8秒4という走破タイムはメンバー中随一。小牧もたぶん、今度はより丁寧に乗ってくる。

　メイショウラバンドは、開催二週目の筑紫特別を1分8秒8で3着。レースの精密さと質は本命に譲るが、マークしやすい外枠を引いた。ポップオーヴァーは、藤岡康とのコンビで、今春当該1200mを1分8秒0という好タイム3着が光る。

　ベッラレジーナは6F二度目、この距離のリズムを覚えた。内目の枠からどこに持ち出すかが微妙だが、クラウンアイリスの一気差し。最内1枠を引いたケイアイヴァーゲの流れ込みも連下に警戒。

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【波乱傾向】勝って同条件となるポップオーヴァー。一度、好調期間に入ると長く続くタイプなだけに、前走勝っているのは大きな魅力。体も大きくなり、いかにも短距離馬というようなフォルムに成長した。揉まれず力を発揮できる大外枠も、この馬にとっては好材料だ。相手は常に掲示板をキープし続ける堅実タイプのタンギモウジア。前走勝った馬がGIにも駒を進めた3歳馬で相手は悪かった。あと一押しが効けば、当然走破圏内に。

【中心不動】持ち前の先行力と粘りで、古馬相手でも互角に張り合えている14タンギモウジア。先行指向もそれほど強くはなく、好位から自分のペースで競馬ができそうだ。稽古での動きも相変わらず良好で、状態面に不安なし。相手は、03ジョーマイクと01ケイアイヴァーゲの2頭を上位に評価した。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負。

【小波乱】ケイアイヴァーゲは立ち回りがうまく追われてからもいい。この距離が合うサダムリスペクト。条件が好転するスズカグランデも圏内。

90前後持つ馬多く、上位は熾烈な争い。3歳で前走同距離コース93出した◎タンギモウジアを抜擢してみたい。同距離コースでこの数字は馬券圏内を表すと見た。相手にも3歳○ジョーマイク。以下はかなり横一戦だろう。キンシャサ産駒での相性買って☆サダムリスペクト一発警戒。

小回り向きのスピード馬で能力は一枚上手の14タンギモウジアが中心。積極策から巻き返しは十分だ。対抗は18ポップオーヴァーで降級戦なら鉄砲駆けはある。