ペガサスボスの母ファイトガリバーは旧コース(今で言う内回り)の桜花賞馬。その母ビューティマリヤがフェアトライアル4×4で、近親にコスモプラチナ、コスモフォーチュン、イグゼキュティヴなどが出るように外回りの斬れ味より内回りの機動力に長けた牝系だ。

　本馬も小脚のきいた走りで、内回り1600mの白梅賞2着が好内容で(ベステンダンクやヤマカツエースやヴェルステルキングに先着)、小回り1800mはベストコースのはずでここは◎で狙いたい。

　中山芝[2-1-1-0]芝内回り[2-0-0-1]のヒーズインラブの小脚のきいた差しが相手で、穴はスローのほうが斬れるベルニーニか。

【待っていた】テオドールが待望の本格化。ひも解けば、昨夏の函館2000mを1分59秒9という好タイムで2勝目を挙げた血統馬。いろいろ苦労はしたが、鹿野山特別の走破タイムは1分58秒7。その皐月賞の週は、やたら時計が速かったのも確かだが、中山の急坂を上がり33秒8が出せれば、目指す道はOP。次走の三木特別も阪神の急坂を上がり33秒4で一気差し。終わってみれば、走破タイムも1分45秒8に高めた。ハンデは56キロ、準OPは黙ってすぐに突破しなくてはいけないクラスだろう。

　対抗のサトノアリシアは、昨年のコスモス賞優勝馬。1分49秒4は2歳とすればかなり良質、再起をはかるには札幌の地は最適だろう。9Fと57キロが微妙だが、ヒーズインラブはオープンからの降級。力で1800mも突破可能。

　ゲッカコウも小回りの札幌は前走のイメージで乗れるし、一瞬の脚は通用する。ジョルジュサンクも滞在は粘りが違う。

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【軸信頼】ルメール騎手に代わってポンポンと2連勝を達成した2テオドール。特に前走は同条件とはいえ、関西遠征とハンデ頭という2つのハードルを楽々クリアした。元々、評判馬でここに来て素質開花。4サトノアリシアは昨年ここで2歳OP勝ち。強い3歳牝馬のトップクラスと戦ったキャリアが、ここでいきなり活きるかも。7ジョルジュサンクの先行力は開幕週の馬場で脅威。

平均値トップは○ヒーズインラブ。2走前の113という指数を見ればハンデトップになるのは納得。しかしコース初と前走値平凡というマイナス点はある。ならば同じハービンジャー産駒でもやや軽いハンデ◎テオドール抜擢。こちらもコースは初だが前走値は101。3番手に指数良くてハンデ軽い▲ハッピーユニバンス。前走値最高☆ペガサスボス。

連勝中と勢いに乗る2テオドールが有力。準オープンでも通用する力はあり抜け出せる。次位は4サトノアリシアで自己条件なら能力でカバーできる。▲は8ヒーズインラブで自己条件ならチャンスはある。