11R

クイーンS

15:25発走 / 芝1800m (右 A) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 札幌 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際) 牝(特指) 別定 13頭
本賞金:3600,1400,900,540,360万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 1000円

馬連流し

1

相手

2

3

4

7

8

12

6通り 各1000円

ワイド流し

1

相手

3

4

7

3通り 各1000円

望田潤の見解

 アドマイヤリードはフランス牝系で母はフランスの重賞勝ち馬で、このリヴァーマンをはじめとするフレンチな斬れ味がルメールとよく手が合う。ただし小回り1800m特有の緩みない流れになると、大箱コースのように斬れるかどうか。

 アエロリットは母系のヌレイエフのナタの斬れ味を受け継いで、中山の4角であまり加速できないし、東京では[2-1-0-0]でアドマイヤミヤビに惜敗しただけだから、これもどちらかというと大箱向きの馬だ。

 そのあたりに付け入るスキを見出すとしたら、◎はトーセンビクトリーでいきたい。全兄トゥザワールドも半兄トゥザグローリーも内回りの重賞を勝っているように、斬れ味よりも機動力と粘りに特長がある配合で、自身も中山内回りの重賞勝ち馬。

 マーメイドは直線行き場がなかったが開いてからも伸びが案外だった。2000mではスローでしか好走していないのでベストは1800mだろう。ここはイン好位で中山牝馬のように運べば好勝負になる。

 シャルールは昨年◎だったし小回り1800mでは常に◎を打ってきた。穴ならこれか。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

4

6

7

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

12

相手

1

2

4

6

7

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

2

相手

1

4

6

7

12

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【絶妙の逃げ切り】滞在競馬、芝は開催替りの良コンディション。「展開」を味方にできれば、クロコスミアのまんまの逃げ切り有望とみた。2歳時は札幌2歳S3着、アルテミスS3着などクラシック路線で僅差の勝負も演じてきたが、いかんせん410キロ前後の軽量馬。3歳春は体力不足に泣き体調が整い切らず、秋になってようやく、ローズS2着で復調したが、軽量馬はその後が続かない。ただ、ローズSは重馬場という条件下で、上がり3Fのラップは11秒7-10秒9-12秒0。あのシンハライトを慌てさせた、ラスト2F目・10秒9というラップにも、ポテンシャルの一端がうかがえる。

 輸送のない滞在競馬の函館は、体重の数値に大きな変化はないものの、パドックの動きには力感があり、毛艶の冴えもまったく違う。前走の北斗特別は開幕週の高速馬場と1000m通過・59秒1というスローよりの展開に恵まれたことも確かだが、スタート直後の1Fと最後の1F以外はすべて11秒台。7F通過は1分22秒3-マイル通過・1分33秒7という、規則正しい11秒台のラップの積み重ねの上に立ち、1分45秒7というレコードをマーク。スローの上がり勝負だけに、レコ勝ちの数字ほどはダメージはない。函館と札幌は、ステイゴールド産駒が滅法得意とする洋芝。7月半ばには札幌入りし、現地競馬に備えている。もちろん、アドマイヤリードアエロリット、二頭のGI馬は相当手強い。

 前者アドマイヤのヴィクトリアマイルは、前半1000m通過が1分0秒1の超スロー。上がりが速くなるのは当然とはいえ、11秒1-10秒8-11秒9(3Fは33秒8)というレースラップを、0秒4上回る33秒4をマーク。平坦・重馬場の京都1800mにも勝ち星があり、ある程度小回りにも融通の利く、こちらもステイゴールド産駒の軽量牝馬だ。ただ、ヴィクトリアマイルは6番人気という比較的気楽な立場でもあり、いつもより早めの中団。思い切って馬群を割り、内を突く戦法がとれたが、スローの上がり勝負を、丁寧に外を回ってしまうと落とし穴が生じる。

 アエロリットNHKマイルCを1分32秒3で牡馬も一蹴。ペースや馬場が異なるため、横並びとはいかないものの、前記アドマイヤリードヴィクトリアマイルよりも決着タイムは1秒6も速く、しかも1000m通過・57秒9-1200m通過1分9秒2-1400m通過は1分20秒5。上がり4Fをすべて11秒台でまとめている。札幌競馬場入りして間はなく、負荷の軽いダート調教主体だけに当日の体重をチェックする必要はあるが、毎週のように調教師自らがノーザンFに足を運び仕上げてきたとあれば、状態も問題ないか。ただ、同馬の目標は秋華賞。52キロにも恵まれたが、ここは何が何でもという舞台ではない。右回りは手前がギコちなく、1800mの流れは微妙に肌が合わず、思わぬ伸びひと息のシーンも考えられる。

 なんて、展開予想は、他者の弱点を突く、いびつな形になってしまう時がありますが(笑)、○▲が差し届かずとあれば、マキシマムドパリにもチャンス。マーメイドSは、地力でネジ伏せに行っての完勝。5歳夏、ようやく理想とする体とレース作りが連続してできるようになった。

 トーセンビクトリーは、中山牝馬Sを勝った時のイメージで乗れば一角崩し十分。マーメイドS2着のクインズミラーグロも、チークピーシーズ効果で前走2着に盛り返した。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

6

相手

2

4

7

10

24通り 各400円

3連単フォーメーション
1着

12

2着

6

相手

2

4

2通り 各200円

須田鷹雄の見解

 古馬重賞になってからしばらくの間は前走GI組が結果を出せていなかったクイーンSだが、時期が進むにつれて前走の格と結果がリンクするようになってきた。斤量差がつきにくい条件のレースだけに当然といえば当然だ。近年では前走GIの5着以内馬がかなり堅調な競馬を見せている。

 今年は真打ち的に前走GI優勝馬が2頭出走。2頭を本命対抗でもいいのだが、配当の伸びる買い目を作ることを考えると、評価に強弱はつけたいところ。結論としては◎アドマイヤリード、☆アエロリットと差をつけた。

 今回は13頭立てだが先行タイプが多く、道中のペースはある程度流れそう。そうなると◎にとって唯一のリスクである差し遅れの確率が低下する。一方で1800mが初距離である☆にとってはリスクが増すと判断した。ステイゴールドクロフネの産駒コース成績を見ても前者がだいぶ上なので、それもシルシに差をつけた理由だ。

 ○にマキシマムドパリを置いて馬券は3連単の軸2頭マルチ中心でいく。キングカメハメハ産駒はこのコースとの相性が抜群。今回は2頭いるが休み明けだけ走る馬になっているトーセンビクトリーよりもこちらに魅力を感じた次第。マルチなので、人気の◎が差し遅れて2着、3着になったほうが的中時の配当は増す。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

4

8

12

12通り 各400円

3連単BOX

2

4

8

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

2

3

6

12

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

12

相手

1

2

3

6

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

3

相手

1

2

6

12

13

30通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【実力伯仲】今春のGIホース2頭が出走したことにより、例年に比べて注目度がグッと上がったクイーンS。しかし2頭共に勲章を獲得したコースは東京マイル。札幌1800mで力通りに決まるとは…。

 この舞台なら、コツコツとローカル重賞を回っていた組でも、エリート相手に勝負になると判断して本命は4クインズミラーグロ。とにかく、どんな位置からでも競馬が出来る抜群の安定感は現役屈指の存在。最後まで諦めずに走るタイプだけに、根性比べに持ち込めば勝機が見出せる。

 12アドマイヤリードは脚質的に、この条件が合うとは思えないが、大外から一気に馬群を飲み込む破壊力の持ち主。豪脚が北の大地でも爆発するか。

 狙って面白いのが3シャルール。札幌では連対を外しておらず、ここに向けて体を造ってきた。1頭になると遊んでしまう部分もあるので、強い相手に囲まれることも好材料だ。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

2

6

8

10

12

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

7

相手

2

6

8

10

12

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ヤマカツグレースは「ハービンジャー×グラスワンダー」という組み合わせで、ヤマカツエース(金鯱賞2回など重賞5勝)の半妹にあたる。父ハービンジャーは札幌芝1800mと相性がよく連対率は29.3%。2010年以降、このコースで20走以上した種牡馬のなかで第3位に相当する優秀な成績だ。最近のハービンジャーは東京コースの成績を伸ばしているが、本馬は母の父がロベルト系のグラスワンダーで、半兄ヤマカツエースも中山と福島で重賞を勝っているように、小回りコースのほうが向くタイプだろう。

 君子蘭賞(2着)とフローラS(2着)の好走は、外回りコースや直線の長いコースが得意だったわけではなく、いずれもスローペースからの上がり勝負で2番手追走という位置取りの利を活かすことができた。今回は適性が高いと思われる小回りコースで、2-3番手からレースを進める公算大。その形に持ち込めばしぶとく粘れるはず。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 真夏の牝馬重賞・クイーンS。GIII戦でありながら実績馬も出走しやすい別定重量で行われるため、GIを目指す馬の秋への叩き台として重宝されています。

 最近5年間では1番人気が2勝2着2回と堅実で、「勝ちに来た馬」がきっちり結果を残しています。反面、毎年6番人気以下が連に絡んでおり、人気馬同士の組み合わせでは一度も収まってないのが、さすがにローカルの牝馬限定戦らしいところ。実績馬が揃っている年でも、何か一頭「変な馬」が入ってくる期待を持てるレースです。

1.スピード勝負に対応できるか

 開幕週の芝1800m戦ですから、スピード勝負に対応できることが勝ち負けするための必須条件になります。一昨年の勝ち馬メイショウスザンナはもともとは1200から1600を主戦場にしていた馬でしたし、2010年のアプリコットフィズと2012年のアイムユアーズは、オークスからの臨戦ながら、それ以前にマイル以下の重賞での好走実績が豊富でした。

2.距離延長組強し

 過去10年で距離短縮ステップが勝率5.2%、連対率10.3%であるのに対して、距離延長組は11.4%、25.7%ですから、距離延長ステップダブルスコア以上の好成績を収めています。なかでも注目は、勝率20%、連対率40%を誇る前走ヴィクトリアマイル組。一方、前走マーメイドS組は[1-1-2-19]と、出走数が多いわりにはもう一つの成績です。

3.前走惨敗馬の巻き返しが妙味

 昨年の2着馬シャルールは前走ヴィクトリアマイルでは18着でしたし、一昨年の勝ち馬メイショウスザンナは前走マーメイドSで10着、2013年2着のスピードリッパーも前走では13着に惨敗していました。2012年2着のラブフールは8着から、2011年2着のコスモネモシンは11着からの巻き返し。前走で大敗した馬が毎年のように巻き返すレースです。

 NHKマイルCの勝ち馬アエロリットが中心。1800m戦には初出走ですが、前走から斤量3kg減の52kgで出走できるのは大きなアシストです。これまで唯一連を外した桜花賞でも0.2秒差5着と安定感は抜群で、初の古馬挑戦でもスピード的に一枚抜きん出た存在と見ます。

 ヤマカツグレースオークスこそ大敗しましたが、スピード豊富な馬で距離短縮はプラス材料です。洋芝得意のハービンジャー産駒で、自身の新馬勝ちも昨夏の札幌戦でした。アドマイヤリードヴィクトリアマイルの勝ち馬ですが、スタートが速くないため後方からの競馬になるのが開幕週競馬ではネックになりそう。

 クロコスミアは降級戦の北斗特別をレコードで完勝。格上挑戦の形ですがオープン実績は豊富で、小柄な馬だけに滞在競馬もプラスになりそう。マキシマムドパリは重賞2勝の実力馬ですが、このレースと相性が悪いマーメイドSからの臨戦で、距離短縮がカギになります。シャルールは昨年の当レース2着を含めて札幌芝では4戦4連対、休み明けでも。パールコードはダート重賞では完敗でしたが、G1を含めて掲示板を外したことがなく、芝なら上位安定という存在で、洋芝をこなせば。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

2

3

7

8

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

2

相手

1

3

7

8

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

1

相手

2

3

7

8

13

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

昨年の教訓としては1番人気は軸として機能するが、相手には指数低い人気薄でも十分ありだということ。しかし今年は1番人気候補が2頭いる。しかも前走値では2頭ともGIを112で勝っている。やはり指数では◎アドマイヤリード筆頭。相手に○アエロリットとなる。さて問題はここから。平均値では▲トーセンビクトリー。そこに前走値では☆エテルナミノルを一発に置く。あとは意識的に前走値高い人気薄馬を△に拾う。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

4

6

7

8

10

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

6

相手

4

7

8

10

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

12

相手

4

6

7

8

10

30通り 各100円

田沼亨の見解

NHKマイルCの覇者2アエロリットを推す。器用な脚がありパワーの要求される洋芝は合う。52キロは魅力で先行策からチャンスをつかむ。次位は6マキシマムドパリで自在な脚があり切れ味は強力。▲は12アドマイヤリードでGI馬の底力で首位逆転はある。

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