ドリームジャーニー産駒はJRA全31勝のうち27勝が芝で、中山芝[9-7-5-26]、小倉芝[3-3-3-16]、福島芝[2-1-4-12]、京都芝内[3-2-1-16]などに良績がある一方で、東京芝[2-0-2-37]、京都芝外[1-0-2-18]、阪神芝外[0-0-1-10]といわゆる大箱コースは概ね不振。ドリームジャーニー自身も有馬と宝塚を勝った“内回りの帝王”だったが、独特のピッチ走法をよく伝えているといえる。

　マヤノピナクルも東京では[0-0-0-5]で掲示板にも載ったことがないので、近走の不振は全部無視してここで狙ってみたい。昨夏の新潟内2200mではキークラッカーの4着だったが、あの着差と内容なら逆転も可能だろう。

【伏兵注意】ヒメタチバナは福島2000m芝で4戦2着3回3着1回。ここ目標に調整され気配良好で勝ち上がりに期待。キークラッカーは休み明けの前走14着も3走前にクラス勝利。動き上向きでマイペースなら押し切りも。イスズブライトも降級馬で動きも前進しており見直しが必要。エスティームも力量アップ顕著で昇級。

【さらに上昇】エスティームは、まだ奥がある。道中突進しようとしたり、逆にブレーキをかけたり、まだ粗削りな面はあるものの、東京2000mのタイムを一気に3秒短縮して初勝利を奪取。「能力はかなり高い」という柴田大のコメントも、お世辞には感じない。ラジオNIKKEI賞にも登録があったが、今なら小回りでも力で圧倒可能、確勝を期しての自己条件出走とみた。

　対抗は当コース〔0310〕のヒメタチバナ。ただ前回は、絶好のポジションでレースを運んだにもかかわらず、残り1Fでガス欠。

　本調子を欠いているようなら、キークラッカーの逃げ残り。

　右回りにかわればマヤノピナクルの大駈けに注。イスズブライト、ドラゴンストームも押さえておきたい。

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【混戦】4エスティームは底力に秀でたタイプで昇級戦でもチャンス大。1ヒメタチバナは近走ひと息でも大崩れの可能性は低いだろう。5キークラッカーは単騎逃げが見込めそうで長休明け2走目の上積みにも警戒。9イスズブライトは降級有利で先行できれば残り目があるだろう。2マヤノピナクルは苦戦続きだがこの頭数なら流れ込む余地が出てきそうだ。

【小波乱】キークラッカーは上積み十分。能力が高いドラゴンストーム。エスティームは勢いがある。

前走値だけで比べると全頭ほぼ差がないのがわかると思う。あとは福島適性がものをいうのだろう。ならば3走前福島同距離コースで98の◎ヒメタチバナが軸相当。相手○エスティームと▲マヤノピナクルの前走値上位組。さらに福島初だが一発ならば92☆イスズブライト。

平坦向きの差し馬で好調な1ヒメタチバナが中心。自在に立ち回れるタイプで距離も最適。うまく末脚を生かせれば抜け出せる。○は5キークラッカーで降級戦なら積極策から押し切れる。