※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
上半期のローカルの中距離路線の総決算的な位置づけにあるレース。バリバリのトップクラスにはちょっと足りない馬たちの争いで、
エプソムCやサマー2000シリーズに向けた出発点ともなります。この路線は毎度同じようなメンバーの争いになりがちですが、今年は4歳馬の登録も3頭あって、例年以上にフレッシュさのある組み合わせになりそうです。
1.春の新潟は
パワー勝負
最近はどの時期のどのコースも芝の状態が良好なのが当たり前になっていますが、積雪の多い新潟では例外です。春の新潟の芝は、開幕週から時計のかかる状態です。500kgを超える大型馬や、渋った馬場での実績がある馬に注目しましょう。
2.斤量は重すぎず軽すぎず
新潟の長い直線でヨーイドンに近い展開になることもあって、斤量が重い馬は不振です。過去10年で57.5kg以上を背負った馬は[0-1-0-10]と壊滅状態。かといって55kg未満の馬も[0-2-0-35]と不振ですから、狙いは55-57kgということになります。
3.差し・追い込み馬が本領を発揮する
積雪の多い新潟では春開催は芝の生育状況が芳しくなく、開幕週から差し・追い込みが問題なく届きます。他場で苦心していた差し・追い込み馬が本領を発揮できる舞台で、過去10年で前走上がり3F1位をマークしていた馬が5勝を挙げています。
ここは
サンデーウィザード。5歳を迎えて体質面が強化されて、末脚の持続力が増した印象です。かつての詰めの甘さは影を潜め、オープン初挑戦だった前走も3着ながら上がり3Fはメンバー中最速をマークしました。左回りは問題なく、平坦がベターですから新潟はぴったり。
ジュンヴァルカンは強敵相手だった
日経賞の惨敗は度外視できます。1000万、準オープンをそれぞれ一戦で通過してきた馬で、ローカルGIIIならば力量上位という可能性も。前走で馬体重520kgと馬格に恵まれており、
パワー勝負は歓迎。
メートルダールは3歳時に重賞好走がたびたびあった実績馬です。芝2000mも過去3勝と得意な条件。ただ、脚の使いどころに難しさがあるので、初騎乗となる浜中騎手の手綱さばきに注目。
トルークマクトは左回りの長い直線がベストの馬で、前走福島での大敗は度外視できます。時計を要する馬場もこの馬向き。
フルーキーは
チャレンジC勝ちを含めてGIIIでの連対が3回ある実力馬。近走はスランプですが、今走から乗り替わる和田騎手がつきっきりで稽古をつけており、前向きさを取り戻せば。
パリカラノテガミは前走が稍重馬場での勝利だったように
パワーは充分ですし、春の新潟でも勝ち星があります。
ロンギングダンサーは名うての新潟巧者で、昨年も
新潟記念で3着しており、8歳馬といっても一概に軽視はできません。