【上位拮抗】ハクサンルドルフは4走前に現級を勝ち近走も上位安定。ひと息入るも気配上々で好勝負必至。フロンテアクイーンはオークス6着など実績上位。久々も仕上がり良く降級戦でチャンス十分。ディアマイダーリンは前走3着と久々に好レース。距離延長も問題なく末脚に期待。チャンピオンルパンは得意コースで改めて。ストーミーシーも状態良く、バンゴールやレッドライジェルなども侮れない。

【切れ味極上】垂水Sは、スローに加え東京遠征後で馬体を戻すのに神経を使ったか。ハクサンルドルフは2番人気で4着…。

　しかし、難波Sは1分45秒9・上がりは33秒0。東京マイルの多摩川Sを、32秒2という究極の上がりで2着に猛追。戸崎起用で新潟マイル、直線勝負にかければアッサリまである。

　フロンテアクイーンも、初音S・1分46秒7、福島牝馬S2着等、えっ?降級馬だったっけ?というくらい、能力は立派なオープンか。ただ、マイル適性となると、ハクサンが上。

　微妙にアクセルを踏み遅れてしまうようだと、ストーミーシーの外強襲。斤量は2キロ増になるが、ディアマイダーリンは新潟日報賞で最速の上がりを計時。バンゴールは、うーん。9Fがどうか。直線勝負に徹すれば、レッドライジェルの一発。

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【伏兵注意】混戦だが、決め手に優る4ハクサンルドルフの差し切りに期待。14チャンピオンルパンは現級でいまひとつだが新潟コースでの実績を評価して対抗にマーク。12ストーミーシーは再昇級だが瞬発力を発揮できれば連勝十分。11ディアマイダーリンは叩き3走目で流れに乗れれば善戦以上が考えられる。6フロンテアクイーンは休み明けだが降級有利で要マーク。穴は好位差しタイプの9マコトサダイジン。

【小波乱】ハクサンルドルフは決め手上位。仕上がりのいいチャンピオンルパン。マコトサダイジンはレースがうまい。

前走値高い△ルグランパントルと☆ディアマイダーリンの値はちょっと出過ぎ。前走のハンデ戦で上位に引っ張られたものは信用度低めかも。軸は総合的にみても◎ハクサンルドルフ妥当。コース初でも上りを出せるタイプなのでここは軸向きと見る。ほかも同距離コースが揃っていないだけに材料不足なメインとなった。

休養明けになるが仕上がりは良好な3バンゴールが中心。左回りは得意で直線が長いコースなら瞬発力がフルに引き出せる。次位は4ハクサンルドルフで現級勝ちから能力は上位。▲は6フロンテアクイーンで自己条件なら巻き返せる。

　新潟のマイル戦では、予想以上のスローペースとなることも多いが、だからといって先週の2歳Sのように前々で運ぶ馬が有利とも言い切れないところがある。位置取り云々よりも、キッチリと折り合えて、最後までしっかりと脚を伸ばすことができる馬が、最も勝利に近いのだ。

　◎は、そのイメージにピッタリなハクサンルドルフとした。前走の垂水Sは、9頭立てながら今回のメンバーレベルを大きく上回っており、そこでの上がり最速の数字は、ここでは胸を張れるもの。初の新潟外回りも間違いなくプラスに働くはずだ。

　相手本線は、オープンからの降格となるフロンテアクイーン。完全に決め手勝負の流れになれば◎との線も強固になる。以下は、チャンピオンルパン、ディアマイダーリン、ストーミーシー、マコトサダイジン、カバーストーリーまで。