【見るからに中長距離馬】東京2400mを舞台にして、
レジェンドセラーが
ステップアップを果たす。
ギアチェンジの遅い、大跳びの
ルーラーシップ産駒だけに、中山の
芙蓉S、そして福島の
きんもくせい特別は小回りコースに対応しえず。しかし母は芝2000mで2勝を挙げた
スペシャルウィークの仔。母の弟
アドマイヤメインは、
青葉賞勝ち、ダービー2着、菊は3着。なるほど馬体の構造も血統通りの中長距離型、府中の12Fの持久力勝負なら大幅な前進があっていい。
アーザムブルーとの追い比べが第一本線。
寒竹賞は上がり3F・12秒0-11秒8-11秒5(3Fは35秒3)という加速ラップを、メンバー中第二位の35秒0で2着に浮上。430キロ台と小柄だが、マイルから2000mの距離延長にも楽々対応できた、そういう伸びやかさも評価したい。
距離は1800mだが、
ムーンザムーンの
若竹賞の上がり3Fのレースラップは11秒9-11秒7-11秒9。ちなみに前記
アーザムブルーの
寒竹賞の1800m通過は1分50秒0、ペースは異なるにせよ、ムーンの
若竹賞は1分48秒7。2400m適性に関しては未確認な部分が多いが、レースの質はムーンのほうが上だった。
ウインイクシードも、前回の2000m通過は2分2秒9。かなりタフな競馬を消化している。
ゴールドスミス、
ダノンキングダムも、ひょいとこの距離で大化けがあるかもしれない。