【軸不動】サトノキングダムは将来嘱望される素材。休養明けも力量発揮の態勢にありしっかりと勝利を収めたい。サトノメサイアは◎の半兄。動き軽快で少頭数もプラスで差し切りも。エアピザレーも久々だが反応上々。クラスにも目処を立てており上位の候補。サトノスティングもクラス上位で侮れず、ソールインパクトやフジマサエンペラーなどにも注意が必要。

【スティングのひと刺し】サトノスティングは、二走前の2000mに続き、先行有利と言われる1800m・富里特別でも、中山の急坂を上がり33秒9で猛追、2着連対を果たした。スローでも、ある程度の自信と覚悟をもって勝ち負けに臨める。エアピザレーの変わり身が第一本線。洋芝の函館で二度にわたって、現級クラスの質の高い1分47秒台をマークしてきた。

　先を急ぐ馬ではないだけに、長期休養明けのぶん、三番手とせざるを得なかったが、サトノキングダムの素材は純粋にOP。モツれた展開になれば、ソールインパクト、サトノメサイア、フジマサエンペラーも連下圏内に浮上。

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【混戦】好メンバーが揃ったが、長休明けでも素質上位の1サトノキングダムを主軸に指名。2サトノメサイアは堅実に差を詰めるタイプで善戦以上が可能だろう。4ソールインパクトは詰めひと息だが引き続き大崩れの可能性は低そう。好走続く9サトノスティングも上位争いに加わってきそうだ。3フジマサエンペラーはひと押しに欠けるが前がもつれれば食い込み可能。休み明けも地力秘める6エアピザレーが連下の穴。

【小波乱】ソールインパクトはコースが変わりきっちり決める。この距離が合うシャクンタラーが対抗。サトノメサイアは内枠を生かす。

1頭を除いて8頭が平均値90台。前走値にしても似たり寄ったり。一見指数良さそうな△フジマサエンペラーにしても、中山同距離コースは約4年ぶり。これならば同距離コース2走前98がある◎サトノスティングのほうがわずかに上。相手も同じサトノ馬で○サトノキングダム。そこに▲ソールインパクトと☆サトノメサイア。

入念に乗り込まれて仕上がりが良好な4ソールインパクトが主力。中山は得意でうまく仕掛ければ抜け出しは十分。○は9サトノスティングで決め手は上位で逆転の余地はある。