【きたか
チョウサン】現役最強ジャンパー、
オジュウチョウサンは、62-63キロの重量を背負い、コースの区別なく目下重賞7連勝中。J・GIは4戦3勝、障害コースではもっともタフな
中山大障害・
中山グランドJでは過去二年で3勝をマークしている。前走の
東京HJは骨折明けということもあり、位置取りや飛越を慎重に確かめながら運んだ。しかし、加速がつくや、直線は後続をチギる一方。休み明けの前回より明らかに体の張りが良化し、反応も早くなった。最終コーナーで先行勢を射程圏に入れる、横綱相撲をお目にかけたい。
対抗の
アップトゥデイトは、2015年の
中山大障害優勝馬。本命馬とレースで顔を合わせるようになってからは2着に泣かされてばかり。
阪神JSは久しぶりの勝ち星だったが、いかにマイペースで、直線手前までに余力を残して先頭に立っていられるか。林Jの緻密さに逆転がかかっている。
アップトゥのペースとスパートが早すぎてしまうと、本命とともに
ルペールノエルが直線急追。昨年の大障害で一度3着歴があり、名手・高田が大一番に向け念入りに教え込んできた。秋陽JS優勝馬
シンキングダンサー、
京都JS優勝馬
マイネルフィエスタは、ともに飛越、折り合いが一段進化。鍛え込んだ今なら大障害コースでもスタミナ負けはしないだろう。
スズカプレストも差し脚は堅実。