昨年の大寒桜賞。3着以内の調教タイプは標準併用、標準併用、軽目併用。その単勝人気順位は3、7、10番人気。10頭立て10番人気の軽目併用が逃げて3着に粘るというのは明らかに調教タイプの適性上位だからこそ。

　今年も調教タイプが併用系統は3頭。その中なら、坂路のダブル最速にも該当している◎カラルが最適。今週は変則日程ということで、最終追い切りは軽くなっていますが、22日にきっちり終い重点で時計を出しているので全く問題ありません。

1.スティッフェリオ
今回：標準坂路
前回：標準多め坂路

2.デュパルクカズマ
今回：乗込坂路
前回：標準多め坂路

3.スティーマーレーン
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均坂路

4.アドマイヤウイナー
今回：乗込坂路
前回：標準多め坂路主体

5.フリーフリッカー
今回：馬ナリ平均坂路主体
前回：馬ナリ平均坂路

6.カラル
今回：標準併用
前回：標準併用

7.ブラックジェイド
今回：一杯平均併用
前回：一杯平均トラック

8.スズカホワイト
今回：乗込坂路
前回：標準多めトラック主体

【恵まれた】アドマイヤウイナーは、中京2200mのパワー勝負こそが狙い目。洋芝の札幌2歳Sは3着と一応の結果は出したものの、中央場所の高速ラップに対応ひと息。11秒前後のHラップは正直厳しい。しかし、坂越えの2200mチョイスは正解、距離を延ばすことで解決策がきっと見えてくる。今回はいかにも相手関係にも恵まれた。

　デュパルクカズマは、二走前が34秒1、前走は33秒3と、一戦ごとに末脚を研磨。

　カラルは距離延長で台頭。

　スティーマーレーンはバテることなく、あすなろ賞を2分0秒7で駈けた。

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【順当】500万下条件戦とはいえ、前走はレベルが高かった2デュパルクカズマ。上位に来た馬は、全体に内目の馬場を通っており、大外を通らされた同馬は情状酌量の余地は十分にある。今回は更に頭数が少なく、持ち味の決め手も披露できる環境だ。4アドマイヤウイナーは道中の折り合いがすべて。気持ちよく先行できれば持ち味を発揮する。

90台は持っているが信頼性いまひとつのメンバー。平均値85のトップ2頭の上下と考えていいはずだ。安定感を考慮すれば◎デュパルクカズマ軸という判断になる。少頭数で妙味を感じない一戦。

マイペースで行ける公算が強い1スティッフェリオが有力。確実にパワーアップしており初コースでも心配は無用。○は6カラルで格上げでも末脚を生かせれば互角。