中京芝1600mで行われた2016年有松特別は2日目の開催。今年は1週遅れではありますが、まだ4日目なので馬場の想定は同じでよいでしょう。そのレース結果は逃げた一杯平均坂路が1着、番手の軽目坂路が2着。逃げ先行脚質の坂路調教馬がいれば、軸は決まります。

　よって、ここは標準坂路の◎オーマイガイであっさり決まり。2着馬が該当していた最終追い切り栗東坂路4F目最速ラップにも該当しており、出遅れないかぎりは脚質を引き立てる調教内容となるはずです。

1.オーマイガイ
今回：標準坂路
前回：標準坂路

2.イレイション
今回：標準多め併用
前回：標準併用

3.ジルダ
今回：標準少めトラック主体
前回：標準併用

4.シンダーズ
今回：標準少めトラック主体
前回：乗込併用

5.ミリッサ
今回：標準坂路主体
前回：軽目坂路

6.カイザーバル
今回：乗込トラック主体
前回：馬ナリ平均併用

7.ブラウンカイ
今回：急仕上げトラック
前回：馬ナリ平均トラック

8.ロードプレミアム
今回：標準併用
前回：標準坂路

9.サントノーレ
今回：連闘
前回：標準併用

10.タガノカムイ
今回：標準併用
前回：標準坂路

11.ラインハーディー
今回：標準少め坂路
前回：一杯平均坂路

【地力断然】もしカイザーバルが負けるとすれば、スローだろうな――小豆島特別は、1000m通過が60秒3の緩ペース。悪い予感のほうが当たってしまった(笑)。しかし、ひも解けば秋華賞3着馬、そして降級。二走前の天神橋特別の上がりラップは10秒8-10秒8-11秒8。10秒8という二つのラップは、重賞クラスの能力があってこそ。55・5キロのハンデでも、本命は外せない。

　歳はひとつ下だが、ミリッサも近い将来の重賞候補。体重や馬場云々、まだ弱点は抱えているものの、なるべく早く3勝目が欲しい。

　割って入れば、前走1分32秒3のオーマイガイ。

　イレイションも珍しく順調にローテが組めている。好調ロードプレミアム。ひと雨くれば、俄然シンダーズが怖い。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【三つ巴戦】GI3着馬の6カイザーバル。降級の兼ね合いもあって、1000万クラスで連戦しているが、能力は相当高い。その素質を邪魔しているのが激しい気性だが、今回乗り替わりで新たな魅力が引き出されそう。2イレイションは先行して速い上りを使える堅実派。人気は牝馬に集まっているが牡馬の意地を、この馬が見せる。5ミリッサは素質は高いが少し過剰な人気な印象が…。ここを勝てば秋への視界が一気に開けるのだが。

【気配良好】降級戦を1戦で勝ち上がり、再び1000万下に戻ってきた01オーマイガイ。今は本当にデキがいいようで、精神的にもかなり成長している。先手も楽に取れるはずで、そうなれば展開的にも有利。相手は、06カイザーバルと08ロードプレミアムの2頭が上位評価組だ。◎-○▲の馬連・馬単主体だが、オッズ次第では◎の単複勝負も一考したい。

【小波乱】ミリッサはレースセンスがいい。粘り強いオーマイガイ。タガノカムイは地力がある。

平均値トップで100を超えている◎カイザーバル。コース初と前走値が低いのは気になるが、ここは叩いて2戦目。前進ある。強敵は○イレイション。100をコンスタントに出せる能力は56キロでも問題ない。あとは軽量▲ミリッサと☆ロードプレミアム。さらに△オーマイガイなどを押さえていく。

昇級戦だが重賞の好走から5ミリッサを信頼する。52キロの軽量は魅力で末脚勝負なら差はない。対抗は6カザーバルで秋華賞3着の実績から巻き返したい。