【巨体を揺すり】オースミラナキラの母はチューリップ賞など重賞4勝。その子供たちの多くは、芝ではなくダート馬に出たが、540キロの巨体をゆすり、前走が1分52秒1・上がりは36秒5。距離延長もラップ的にはむしろ歓迎、昇級でも好勝負。

　カフジキングとの差し比べが第一本線。赤穂特別はやや位置取りが消極的だった。時計決着に若干不安はあるものの、ドラゴンバローズは好調そのもの。

　アスタキサンチンは、ここも楽に先行策がとれそう。距離に泣く馬が現れればフミノメモリー、タガノエンブレムがゴール前浮上。

　このレースは12頭立てなのでそこまで強く影響は出てこないかもしれないが、京都ダート1900mはとにかく逃げ先行有利・内枠有利のコース。ただ、脚質としての逃げ・先行というよりは前走が差しで今回位置を上げるようなタイプが理想。ヒントとして前回外枠→今回内枠という馬が狙い目になる。

　今回でいうと○カフジキングがどんぴしゃなのだが、最近のこの馬はテンから出していくのではなく、前半は馬なりで行かせておいて道中から捲り上げるスタイル。最悪のケースでは内枠がむしろ災いする可能性もある。

　そこでもう1頭、これはさすがに位置を取るであろう◎ドラゴンバローズと2頭から馬単のフォーメーションということにする。◎も初手から出していくタイプではないが、勝ったときはいずれも4角では前にいた。今回のメンバーならその形が作りやすいと見る。

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【相手探し】昇級戦となるが、前走のインパクト大なオースミラナキラ。残り1ハロンから抜け出し、みるみるうちに後続を引き離したレースっぷりから本格化を感じさせた。決め手鋭い馬も、他に見当たらず展開的にも恵まれそう。相手はこの距離に自信を持っているドラゴンバローズ。前走は崩れてしまったが、スムーズな競馬が出来ればしぶといジョースターライト。

【巻き返す】ここでも上位の能力を秘める、05ジョースターライト。前走は大きく崩れたが、内で揉まれて気の悪さを出した結果であり、あまり気にする必要はない。ここならスッと好位の外につけられるはずで、気配も良好である。相手は、09アスタキサンチンと02フミノメモリーを上位にチョイス。◎○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で、チョイ荒れ決着を狙う。

【小波乱】タガノエンブレムは流れに乗って差し切る。オースミラナキラは上積み十分。長くいい脚を使えるドラゴンバローズが続く。

平均値トップになっているのは指数は良いのに結果が伴わないタイプの△フミノメモリー。7歳なので難しい面はあるが乗り変わりで一変はあるはず。今回は押さえておこう。軸には2走前同距離コース101◎ジョースターライト。相手に前走値高い馬を。

格上げ初戦になるが上り調子の4オースミラナキラが主力。メンバー弱化のここなら能力でカバーできる。○は6ドラゴンバローズで距離延長は歓迎で自在な脚は魅力。