過去3年の若駒S、1着馬の調教タイプは標準併用、標準坂路、標準併用。◎ダノンディスタンスの調教タイプは標準坂路主体。多すぎず少なすぎずの調教量がちょうどよいと思います。

　この馬自身は前走の最終追い切り場所栗東坂路からCWの変化を見せていますが、注目すべきは和田竜二騎手が跨って、併せ馬に先着している点。気持ちが乗らなかった2走前を思えば、場所はどこであれば、和田騎手が併せ馬で先着させるという調教内容が好結果を生むと考えています。今回は逃げなくても前をきっちり捕まえることができると思います。

1.アダムバローズ
今回：連闘
前回：標準併用

2.シャイニーゲール
今回：標準少め坂路
前回：標準併用

3.アドマイヤウイナー
今回：標準多め坂路主体
前回：標準併用

4.インウィスパーズ
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

5.ダノンディスタンス
今回：標準坂路主体
前回：標準併用

【横一線】インウィスパーズは、ゴール板をすぎてもルメールが御せない、オルフェーヴルの若い時のような、おっかなさや幼さを抱えている。ただ明らかな発展途上でも、新馬戦は11秒6-11秒2-12秒2(35秒0)というレースラップを上がり34秒8で快勝。変に構えず先行策をとれば、このメンバーなら勝ち抜け有望。

　シャイニーゲールの新馬は重馬場。しかし、フォームや伸び脚をみると、良馬場のほうが期待値が高そうなキンカメの仔だ。ジリだがアドマイヤウイナー、ダノンディスタンスは、かなり組み合わせ有利。

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【逃げ有利】頭数的に寂しい一戦となった出世レース。本命は展開に大きく恵まれそうなアダムバローズ。強力な差し馬がいれば、交わされた後にズルズル行きそうだが、ここはジワジワと長く脚を使うタイプが多く、キレ物は見当たらない。それなら前半のリードが活きてきそう。相手はメンバー中、唯一重賞で実績(3着)があるアドマイヤウイナー。うまく溜めが効けば、新馬勝ち上がりの馬に負けていられない。

【上位拮抗】ヴァナヘイムの骨折により、なんと5頭立てとなった今年の若駒S。しかも、能力的にかなり拮抗している5頭による対戦となった。本命には、デビュー戦の内容が上々だった04インウィスパーズを指名。そして相手は、05ダノンディスタンスと03アドマイヤウイナーを上位に取る。◎の1着固定から流す馬単・3連単主体で、ここは勝負するつもりである。

【小波乱】アダムバローズは条件が好転。流れに乗りアドマイヤウイナーが前進。インウィスパーズは上積みが大きい。

結局5頭立て。人気になるはずのヴァナヘイム回避で混迷度は増した。ただこれならば初戦87勝ちという◎インウィスパーズは十分魅力的な勝ち抜け指数となる。ただ馬券としての妙味はない。相手に○アドマイヤウイナー。

デビュー戦の鮮やかな勝ちっぷりから4インウィスパーズが中心。末脚は強烈で能力は極めて高い。対抗は2シャイニーゲールで能力は互角。