スパークルメノウは母がアンブライドルズソング×スルーオゴールドだからダノンプラチナと似た配合で、こちらのほうがパワー型に出ているがまだまだ上をめざせる配合のディープ産駒とみている。2400mがベストではないだろうが、このメンバーなら素質が上とみて◎でいいのではないか。

　栗東坂路での追い切りで、ラスト1Fが11秒台や4F時計が51秒台など、終い、全体に関わらず動く馬は重賞クラスでの活躍が見込める北出成人厩舎。◎エテレインミノルの前走は栗東坂路4F時計の自己ベストを更新する52.8秒。しかもラスト1Fが最速ということで、かなり注目していましたが、スピードを殺される重馬場ということもあり、まったく見せ場がありませんでした。

　今回の最終追い切りは栗東坂路4F52.1秒。また自己ベストを更新しており、今回は2F時計が24.4秒。とにかく終いは一戦毎に鋭くなっており、素晴らしい動き。まだ大ざっぱな走りをする馬なので頭数が少ない長距離戦は歓迎。末脚比べなら素質馬相手でも負けることはないでしょう。

1.レッドコルディス
今回：標準併用
前回：標準併用

2.エテレインミノル
今回：一杯平均坂路
前回：標準坂路

3.スティーマーレーン
今回：軽目併用
前回：標準坂路

4.タッチスプリント
今回：馬ナリ平均トラック
前回：地方

5.スパークルメノウ
今回：標準多め併用
前回：標準多め併用

6.サトノシャーク
今回：標準併用
前回：標準併用

7.インヴィクタ
今回：標準坂路主体
前回：標準トラック

8.アウステルリッツ
今回：標準坂路
前回：標準坂路

9.ウィズワンアセント
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

【想定通り】インヴィクタはハービンジャーの息子、母系は成長力と底力のあるヴィルシーナ一族。札幌2歳S以来の久々になるが、馬主サンも友道師も、この血統と特性を知っているからこその休養、そして2400m狙い。新馬戦のレース運びや札幌2歳Sの上がり35秒4のギアの入り方、スラリと脚長の体型をみると、なるほどマラソンランナー。まだ目いっぱいの仕上げではないが、古馬OP馬の胸を借り、CWで長め6-7F追いを丹念に乗り込んでいる。

　レッドコルディスも、まだトモに緩さを残しながら、新馬は11秒1-11秒4というレースラップを漸進して差し切った。距離延長は歓迎だろう。サトノシャークは、稽古もそうだが加速のノリがジワジワ。2400mでひと化けがあるか。スパークルメノウの兄は、スプリント色が濃い馬、こちらは2400mがどう出るか。スティーマーレーン、アウステルリッツなど、後のステイヤー候補を見定める一戦。

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【実力伯仲】スタートがどうも上手くいかなく、後方から直線に賭ける競馬が続いているスパークルメノウ。今回、有力馬に差し馬が多く先行馬を狙いたいところなので条件には反するが、鞍上が変わって少しでもゲートがマシにならないかと考える。折り合いの心配がないのも心強い。相手は使うたびに絞れてきたサトノシャーク。まだまだ重苦しさの漂う動きながら、結果を残しているのは大したもの。ここも大崩れは考えにくい。

【軽視禁物】人気は06サトノシャークが「断然」だと思うが、この条件替わりがいい方向に出そうなのは、02エテレインミノルも同じ。エンジンのかかりが遅い馬だが、いいキレ味を持っているし、稽古でも上々の動きを見せた。あとは、08アウステルリッツも上位評価の一角。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】ウィズワンアセントは距離が延びてさらによさが出る。潜在能力が高いアウステルリッツ。スパークルメノウはこのコースが合う。

ここは指数としてもなんとも言えない混戦。2戦目で80台を出している馬も初戦は60台で、なんとも判断が難しい。ただ初戦61から2戦目87と伸びた☆インヴィクタは面白そう。久々の一戦はどうなるかを見てみたい。ただ軸向きではない。これならば80台2発の◎サトノシャークのほうが軸向きだろう。

クラス2戦目で慣れが見込める6サトノシャークが主力。距離延長は歓迎で決め手勝負ならチャンスはある。○は5スパークルメノウで格上げ初戦になるが差はない。