昨年の下鴨Sは標準併用が1着でしたが、開催は3回京都3日目。今年は10日目に行われるので、当時よりも馬場が荒れていることが想像できます。また先週の雨によって、芝が傷んでいることはJRAの馬場情報で発表済み。そうなると併用調教でも、追い切り本数が重要になると予想できます。

　◎プリメラアスールはスパルタ併用。開催最終週でも対応できそうな荒れた馬場にはもってこいの調教タイプ。ハナに立たなければレースにならないことは前走で明確になりました。是が非でもハナを譲らない覚悟で飛ばしていくレースができれば、最後の最後まで見せ場たっぷりのレースをしてくれるでしょう。

1.レトロロック
今回：乗込坂路
前回：標準多め坂路

2.クラウディオス
今回：急仕上げ坂路
前回：急仕上げ坂路

3.スズカルパン
今回：標準併用
前回：馬ナリ平均トラック

4.ヴォージュ
今回：標準坂路
前回：標準坂路

5.ザトゥルーエアー
今回：急仕上げ坂路
前回：標準坂路

6.ノーブルマーズ
今回：標準坂路
前回：標準坂路

7.サンライズタイセイ
今回：標準トラック
前回：標準トラック

8.ナムラシングン
今回：標準少め併用
前回：標準坂路

9.タツゴウゲキ
今回：標準トラック
前回：標準少めトラック

10.ベルニーニ
今回：軽目併用
前回：急仕上げ坂路

11.プリメラアスール
今回：スパルタ併用
前回：標準トラック主体

【ほぼ順当】飛鳥Sは重馬場か久々が堪えたか。3着と惜敗したナムラシングンだが、血統構成もボリューム感もOP。京都は〔1210〕、ポリコースながら、中間目いっぱいに追えた。

　対抗はヴォージュ。2000mは3勝、京都10Fは修学院S・1分58秒8(3着)も含め〔2010〕。レトロロックの勢いも衰えず。鴨川特別は昇級のペースに戸惑うどころか、タメを効かせ、追い出しを待つ余裕さえあった。

　惑星はプリメラアスールの逃げ。エリザベス女王杯で見せ場を作ったが、53キロのハンデなら一泡吹かせられる。崩れの少ないタツゴウゲキ、ザトゥルーエアー以下、ハンデ戦だけに手広く丁寧に。

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【実力伯仲】前走、取り消し明けでいきなり走った4ヴォージュ。馬体もギュッと締り、好調が持続。相手はここに来て、ようやく軌道に乗ってきた1レトロロック。闘争心をむき出しにするため、相手が強ければ強いほど力を発揮するタイプでは。5ザトゥルーエアーは、京都不得意だが調教の動きが抜群。

【動き絶好】非常に先行指向が強く、直線の短い内回りコースでも、中団からの差しが届きそう。近走内容がいい01レトロロックが、さらに連勝を伸ばす可能性アリとみた。稽古での動きも素晴らしく、条件適性の高さも文句なし。相手は、08ナムラシングンと03スズカルパンが上位評価組だ。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負だ。

【小波乱】レトロロックは良化一途。ナムラシングンは仕上がり良好。ノーブルマーズはこの距離が合う。

上下3キロ差のハンデ戦。あまり差は付いていない。約1年馬券圏内に入っていないスズカルパンが平均値トップだがこれは指数出過ぎのタイプ。やはりこう見るとトップハンデの馬のほうが指数は良い。2走前の取り消しゼロカウントで平均値は最下位だが前走106◎ヴォージュ軸抜擢。相手に○レトロロックと▲ナムラシングン。一発に☆ノーブルマーズとする。

連勝中と勢いに乗る1レトロロックが主力。格上げ初戦だが現在の充実ぶりから55キロで差し切りは可能。次位は4ヴォージュで先行策から逆転は十分。▲は8ナムラシングンで自己条件なら能力は上位。