砂埃が舞い、非常に力が必要な印象を受けた27日の京都ダート。3歳500万下では、最終追い切り栗東坂路で4F目が最速になるラップを踏み、追い切り本数多い、標準多め坂路だったテイエムアンムートが1着。パワーある調教内容を消化している馬を評価したい馬場です。

　◎マインシャッツは最終追い切り栗東坂路でのラップが4F目最速。しかも標準多め坂路ですが、これは前走4着時の標準坂路から本数強化。自身も4走前に標準多め坂路で1着していることから、この攻め強化は今の馬場状態にも自身にもマッチした内容だと判断できます。

1.ティーエスネオ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準トラック主体

2.ウエスタンパレード
今回：一杯平均坂路
前回：標準坂路

3.オールマンリバー
今回：標準多め併用
前回：標準多め坂路主体

4.マウントハレアカラ
今回：乗込併用
前回：標準多め坂路主体

5.マノワール
今回：標準坂路主体
前回：標準坂路

6.ロイヤルパンプ
今回：標準多め坂路主体
前回：標準併用

7.ニホンピロヘーゼル
今回：一杯平均坂路
前回：標準坂路

8.エバーキュート
今回：軽目トラック
前回：馬ナリ平均トラック

9.マインシャッツ
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

10.シンゼンドリーム
今回：乗込併用
前回：標準多め坂路

11.ワンダーピルエット
今回：急仕上げ坂路
前回：標準坂路

12.キングルアウ
今回：軽目トラック
前回：標準少めトラック

13.テイエムジンソク
今回：標準併用
前回：馬ナリ平均併用

14.ロードフォワード
今回：標準坂路
前回：標準坂路

15.ヒロブレイブ
今回：標準少め併用
前回：馬ナリ平均併用

16.クールオープニング
今回：乗込坂路主体
前回：馬ナリ平均トラック

【上昇一途】シンゼンドリームのダート転向は大正解だった。芝ではハミ受けがうわっつら、勝負どころで手応えが怪しくなることが度々あったが、ダート転向緒戦の二走前は、1分1秒4というミドルペースを教科書通りに漸進。1分51秒8という走破対タイムは同日の1000万より0秒9速く、二走前の時計が現級勝ち負けを示唆している。

　重馬場の梅田S、良馬場の上賀茂Sで、1800ダートの走りをマスターしたオールマンリバーが次位。ロイヤルパンプの前走・1分52秒2は、良馬場だけに内容上々。1分51秒6の持ち時計があるニホンピロヘーゼルとの先手争いを制した方が前残り。ひと息入ったぶん、連下に置いたが、テイエムジンソクは現級の安定勢力。マインシャッツ、ヒロブレイブは徐々にクラスに慣れてきた。

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【上位拮抗】3オールマンリバーは、勝ち味に欠けるものの、このクラスでもすっかり上位の存在。あとは展開のハマり待ちだが、ペースの誤差を修正する脚力も持っており、そう簡単には崩れない。13テイエムジンソクも同じく、馬券圏内を外さない堅実派。今回、休み明けと乗り替わりが気になるので〇評価にしたが能力は◎と遜色ない。9マインシャッツがレースの流れに乗れれば一角を崩すか。

【連勝期待】昇級戦となる06ロイヤルパンプだが、1000万下を勝ち上がった内容はなかなか優秀。ここはハナに行ってもいいし、番手からの競馬でもとくに問題はない。引き続き好調をキープしており、枠番も3枠6番なら文句なし。相手は、03オールマンリバーと11ワンダーピルエットを上位に評価する。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】テイエムジンソクは折り合って抜け出す。潜在能力が高いマインシャッツ。条件が合うクールオープニングも圏内。

安定感抜群の平均値トップ◎オールマンリバー。ハンデも56キロで問題なし。相手は同じ105○テイエムジンソク。3番手にも順位通りに▲シンゼンドリーム。一発には平均値は下位でも2走前同距離コース109☆ワンダーピルエット。

連勝中と勢いに乗る10シンゼンドリームを狙う。自在に立ち回れるタイプでうまく仕掛ければチャンスはある。○は13テイエムジンソクで準オープンでは安定勢力。