【鮮明な逃げ】
カルムパシオンは、走るたび粘りを増している。7月の中京1900ダートを1分59秒0という好タイムで逃げ切り、
インディアトロフィーが3着、続く
麒麟山特別が2着、鋸山特別は57キロを背負い、二番手からレースを組み立て0秒1差の3着に踏ん張った。距離は1900mに延長、別定戦になるが、追っかければ逆に後続の脚も上がる。
武豊が逃げ馬に乗るときは、シンプルにそういう消耗戦で挑むから勝ち負けも鮮明になる。
サハラファイターの変わり身が本線。
鳥取特別は久々に加えトップハンデ。伸び一息の5着に終わったものの、調教のレベルを上げを叩き良化は歴然。京都は[0130]、少し手あかのついた表現になるが、準オープンからの降級馬だ。
ウォーターマーズは、
鳥取特別9着。着順はサハラより下だが、4コーナーあたりでは一瞬伸びかかる素振りを示した。鳳雛Sを3着した3歳馬、若馬ならではの一気のジャンプアップもあり得る。
ワンダーピルエットは、岩崎翼とのコンビで、
インディアトロフィー、そして前走の吹田特別を2着と好走。仕掛けどころが難しい馬だが、追い出しの呼吸をつかんだか。吹田特別3着の
アガスティアも小差。人気になりにくい馬だが、
テイエムコンドルは常に最速に近い末脚を繰り出し頑張っている。