タワーオブロンドンの前走は外々をうなりながら進出して少し甘くなってしまったが、差し返した相手も骨っぽかった。

　タッチオブグレートネス≒サドラーズウェルズ3×3、ゴーンウエスト≒ミスワキ3×4と二つのニアリークロスを駆使した配合がいいし、近親にディーマジェスティが出る牝系もパワー十分で、ここなら性能が一枚上だろう。

【迫力満点】タワーオブロンドンで、ほぼいける。クローバー賞は、フワッとしたところを痛恨の差し込み。2着惜敗を喫してしまったが、デビュー戦・札幌の芝でラスト2Fのレースラップは11秒3-11秒5。516キロの体重表記通り、スケール満点のフットワークで馬なりフィニッシュ。7Fなら、甘さを出す前にゴールを通過できる。

　二の筆頭は小倉2歳S2着馬アイアンクロー。6Fは道中の運びが窮屈、1400mのほうが伸び伸び走れるように思う。小倉2歳S3着のバーニングペスカも同様。

　同レースで最速の上がりをマークしたスーサンドン。アントルシャは、馬体を増量して出たい。

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【順当】クローバー賞は僅かに競り負けて2着も、勝ち馬はその後札幌2歳S3着。戦った相手が悪かった11タワーオブロンドン。ルメール騎手の指示にもしっかり従う素直さがあり、大崩れは考えにくい。7イイコトヅクシの小倉2歳Sは、外を通った馬が伸びた中、内から鋭く伸びていた。2アイアンクローは展開に左右されない器用さが魅力。

【デキ絶好】先行指向が非常に強いメンバー構成だが、阪神芝1400m内ならば、それでも先行勢が粘る。差す競馬もできることを証明した、01バーニングペスカを本命に推したい。稽古での動きは素軽さ十分で、デキは前走以上といえるもの。相手は02アイアンクローと08フランシスコダイゴを上位に評価する。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負だ。

【小波乱】スーサンドンは流れに乗り差し切る。完成度が高いタワーオブロンドン。たち回りがうまいアイアンクローも差はない。

どの馬も同距離コースの経験はなし。適性と前走指数が重要となってくる。人気になるだろう▲タワーオブロンドンだがまだ80台出せていないので軸にはできない。前走値では83△フランシスコダイゴだが平均値低いのとヨハネスブルグ産駒でここは疑問。ならば82◎アイアンクロー。この軸馬になんとか馬券になって欲しい。

潜在能力は高い11タワーオブロンドンが主力。クローバー賞2着で見せた末脚は威力があり短距離でも克服できる。○は2アイアンクローで末脚は鋭く距離延長は歓迎。