【ご機嫌だぜ】現地競馬・平坦の福島1800mという条件は、
テオドールにとっては願ってもない。パドックの周回を目にする限りは、そんなには
テンションが上がっているようには見えない。しかしいざ実戦に向かうと、暴走に近いペースで一気に突っ走り制御が効かない。ただ折り合えば一転。紐解けば中山2000m・
鹿野山特別で1分58秒7・上がり33秒8を計時、
三木特別の1分45秒8・上がり33秒4の一気差し。滞在競馬の札幌1800m・TVh杯を1分46秒3で2着するなど、時々において軽くオープンというHレベルの記録をマークしてきた。
対抗は
ライジングリーズン。蹄がもやもや、腰がパンとせず、中山マイルでの直線勝負でしか結果が残せていないけれど、右回りは加速がスムーズ。急坂の中山1600mで最速の上がりが繰り出せるのなら、1F延長・福島1800mも守備範囲。大事をとって丁寧に乗り込み、脚腰も充実してきた。
三番手は
ゲッカコウ。使える脚は一瞬、別定重賞では叩き合いに苦戦してきたが、福島は3戦2勝。適度に
パワーを要する芝、小回りにかわれば好レース。鞍上に反抗するなど、ちょっとしたクセはあるが、
タイセイサミットは
谷川岳S2着、
米子S2着。オープン特別なら9Fでも崩れが少ない。
マサハヤドリームは、
米子Sでは発馬で躓きながらも、ゴール前勢いよく3着に末を伸ばしてきた。スローに落とせれば
ミュゼエイリアン。乱戦になれば
サトノスティングのチョイ差しを警戒。