【一騎打ち】バールドバイは皐月賞馬輩出のスプリングSを4着。使われつつ上昇し中間の気配も上々で勝ち上がりに期待。レイエンダは注目の良血馬。骨折明けカギも動き素軽く能力の高さも明らかで同等級の評価。割って入るなら骨折明けも好仕上がりで非凡なセンス持つドミナートゥス。ビービーデフィは気配良く巻き返し可能で、力をつけているシゲルシイタケとルックスマートも押さえに加えたい。

【モノが違うのかも】10か月振りの実戦でも、レイエンダが能力で押し切る。全兄のレイデオロはダービー馬。474キロというサイズは、ほぼ同じ。兄より早い7月に新馬に下したぶん、体型は腰高、仕草も幼い。デビュー戦はスタートで後手、5F通過・1分3秒1というスロー。しかし、野芝に比べ1秒以上時計がかかる札幌の洋芝で、12秒3-11秒6-11秒4(3Fは35秒3)という上がりを34秒5でひとマクり。

　無事だったら兄と同じクラシックの軌跡が描けていたように思う。軽度とはいえ今回は骨折明け、ビッシリと攻めてはいない。理想像が描き切れないけれど、このメンバーなら力で突破できる。

　左回りにかわればバールドバイ。二頭の追い比べが第一本線。エンジンがあたたまるまでに少し時間がかかり、11秒を切る高速ラップは保持していないが、ギアが入れば11秒台前半のラップを4連続はいける。やや急仕上げだが、ルーラーシップ産駒のドミナートゥスも2000mを選んで使ってきた持久力系。順調さでシゲルシイタケ。フィールインラヴも、小倉・2分0秒2の快勝歴は軽視できない。

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【順当】2ドミナートゥスは休み明けも問題なさそうで先行策から押し切れそう。9バールドバイは素質上位で自己条件なら首位争いが必至。4レイエンダも素質的に互角以上で長休明けでもチャンスがありそうで、この三つ巴が本線だ。6ビービーデフィは前走大敗も立ち回り次第で善戦できそう。流れ込みが狙えそうな8シゲルシイタケが3連勝式の穴。

【小波乱】ドミナートゥスは粘り強い。スピードを持続できるフォールインラヴ。バールドバイは追われてしぶとい。

注目は○レイエンダがどれくらいの人気になるのかだろう。初戦勝ちは評価するが64で休み明けというのは微妙なライン。相手までとした。軸は平均値トップ◎バールドバイで。さらなる相手に▲ドミナートゥスと☆シゲルシイタケ。あとはどこまで押さえるかだけ。

スプリングS4着の実績から9バールドバイが有力。東京は相性が良く自己条件なら巻き返せる。○は2ドミナートゥスで骨折明けだが地力で勝る。