【慎重に行くならボックス】
グランアレグリアは、調教の数字以上に推進力と体力もある。
母タピッツフライは、芝8FのGI・ジャストアゲイムS、
ファーストレイディSなど北米7勝。7-8.5Fの距離で重賞入着歴も多数ある、タフさを誇った芦毛。
輸入一番仔は未出走、不受胎を挟み、競走馬として走るのは本年が初めてとなるが、薄く見えてもタピッツの肌らしくサスペンションは大きい。2歳6月の牝馬だけに、坂路中心、上りは重点。馬体の
シルエットをうかがいながら、無理には造ってはいない。それでも1Fを12秒1で馬なり、八分の仕上げでも勝ち負け濃厚。
ダノンファンタジーとの追い比べが本線。
こちらも父はディープ、母はアルゼンチンGI馬。栗東坂路を鞍下の気分に任せたままで12秒1を楽々。腕利き中内田が、将来図と意図を持っての東京遠征だ。一角崩しは、ラフィアン勢の牝馬のエース格と言われる
ヴォイスオブジョイ。23日の追い切りは大外9分どころを回って38秒1-12秒7という好タイムも出た。まずは3頭のボックス。
ラステラデファルコ、
ポルーニン、
フィッシュダイブ以下は、勝ち切るまではどうか。