【上位拮抗】グラナタスはブレイク中のカナロア産駒で素軽さ十分。好仕上がりで前向きさもあり初戦から。フェルシュテルケンはOP馬に食い下がり脚力示す。フットワーク柔らかく素質も上位。ロードシュタルクも乗り込み入念で軽快感もあり好勝負を期待。エフティイーリスは堅実な血統魅力で態勢も整う。キンジトーも動き水準以上で上位が狙え、ロシアンブルーやレノーアなどにも注意が必要。

【動かすとダイナミック】第一に取り上げたいのはエフティイーリス。420kg前後と小柄だが、この兄弟の中では芯のある造り。ノーザンの育成でも、今年の仔は緒戦から期待していいと、評判に上がっていた血統馬。調教タイムは地味ながら、そこはルーラーシップの仔。ゴール板手前あたりから、ブワリ急加速。人気以上に走る馬。

　グラナタスも鹿戸厩舎にしては、相当速いタイムを出している――というか、動きが軽くて自然に時計が出てしまう。フェルシュテルケンは古馬と併せて互角、手塚厩舎は外めを回し調教の中身も濃い。3頭のボックスを本線に、キンジトー、レノーア、ビレッジクライ以下が連下。

【伏兵注意】7グラナタスは初戦から動けそうなタイプでこの距離も悪くなさそう。6フェルシュテルケンも素質的に互角以上で勝機が十分あるとみる。8エフティイーリスは距離がカギだが新馬向きとみて単穴にマーク。12キンジトーは乗り込み入念でいきなりから上位食い込みがありそうだ。10ロードシュタルクは初戦微妙も流れに乗れれば上位まで。仕上がり良好の17ロシアンブルーも押さえておく。

半数以上は初戦からやれる態勢。馬場が午後にどうなるかはちょっとわからないが、やや湿った馬場となると判断している。スピード一辺倒ではないと見て◎グラナタス抜擢。相手は印のようにだが、ほかにも候補馬がいる。オッズ次第の新馬戦という感じ。

追うごとに動きが鋭くなってきた7グラナタスが有力。潜在能力は高くスピードは魅力。初戦突破は十分。対抗は6フェルシュテルケンで気性は前向きで素質は高い。