【伏兵注意】アガラスは軽快なフットワークに非凡な能力がうかがえる。追われる毎に動きに余裕も出て力量発揮の態勢。ヴォルターウルフは素軽い動き見せ反応も良好。仕上がりも良くチャンスも十分。シークレットランはしっかりした脚さばきに好感が持て乗り込みも順調。ダノンシティも水準以上で上位の候補。ナンヨーシンゲツも軽快感あり、メイショウクライムやマイネルオリエンスなども侮れない。

【コンセプトに沿って】ブラックタイド産駒のアガラスは、四肢の長い黒鹿毛。若いころのキタサンブラックによく似ているが、本年の2歳世代のブラックタイド産駒の出走のコンセプトは、そのキタサンが菊花賞を勝ち、種付けの見直しや見極めを修正しての再出発イヤー。ノーザンFも、この6月の1800mを念頭に置き、育成段階からデビュー態勢を整えてきた。6日の追い切りは南Wで67秒0-37秒7-12秒8を馬なり。加速のノリもよく脚も前に出る。

　次位はシークレットラン。31日の追い切りは内田が跨り67秒4。ダンカーク産駒は、短距離よりのダート馬が多いかなと思っていたが、この馬の造りは長目。南Wの6F追いにも息遣いが乱れなかった。

　少しパワー型だが、ダディーズマインドは北村が手綱を握り南W・65秒0をハードに追った。ダノンシティは、東京遠征に向け武豊が調教で一度確認。イフユーワナ、ブラックアンバー、マイネルオリエンスなど、連下争いは拮抗。

【順当】6アガラスは素質上位で地力的に初戦から首位争いになりそう。7ダノンシティも仕上がり良好で勝機が十分あるだろう。8シークレットランは底力があるタイプでこの条件も合いそう。16イフユーワナは乗り込み入念で地力的にも首位争いが考えられる。2メイショウクライムは伸び脚良好で上位食い込みが狙えそう。しぶとさがありそうな12ダディーズマインドにもマークしておきたい。

日曜日の天気がわからない。雨予報はあるがどこまで降るのか。時計かかれば台頭できる馬もいるので△選びはちょっと難しい。上位は◎アガラスと○ダノンシティ。稍重くらいまでならばこれで通用すると思う。あとは先行しそうなタイプに印を打っていく。

迫力満点の調教の動きから素質は高い6アガラスが有力。気性も前向きならチャンスは十分だ。対抗は14ヴォルターウルフで素軽い動きでスピード能力は非凡。