【ダービーロードのひとつ】大
寒桜賞は、ダービーロード――もしくは将来の長距離重賞の密かな楽しい
ステップレース、ならば
グレートウォリアーの可能性に注目。
母プラウドスペルは米国3歳牝馬チャンプ。個人的な好みもありますが、1歳6月のクラブ募集ツアーから、将来を思い描いてきた血統馬だった。
デビューは年明け、京都・芝1800mは切れ負けして3着。一度使ったことで、反応も含めどう変わるのか。
2戦目の小倉・芝2000mの動かし方に注目していたが、5F通過は1分2秒3のスロー。降雪の影響で1回小倉は逃げ・先行勢断然有利の馬場、これはマズい。レースの上りも11秒9-11秒4-11秒9(3Fは35秒2)と、終いに比重の高い高速ラップとなったが、自身のソレは34秒8。差しが効きにくいコンディションでの外一気は、時計以上に評価できる。
中間の稽古も、CWで攻めの姿勢に転じている。
ダノンマジェスティも、左回り、2200mかわりで大躍進があっていい。全兄の
アルアインとは体のラインや気性、成長過程も異なり、新馬戦は外ラチ近くにまで大きく膨れた。
しかし、明らかなロスがありながら、11秒3-11秒2-11秒0(3Fは33秒5というレースラップに対し、自身のソレは33秒0。能力に体が追い付いてこない幼い状態でも、ゴール前2Fからは推定10秒台半ばの、
父ディープインパクトを彷彿させる桁違いの数値を繰り出している。
きさらぎ賞はパドックまでは何とか我慢できていたが、返し馬から暴走。3-4コーナーで制御不能に陥ってしまったが、まともなら大楽勝だってある。
ライラックカラーも、少し水っぽい造りで東京1800mを33秒8で我慢強くひと伸びした。
フィールインラヴは、本命と同じ小倉2000mで2分0秒2で快勝。
マハヴィルは経験馬相手に1分48秒6で初陣を飾った
ビワハイジ一族。
スズカテイオーは使うたび腹回りがシャープになっている。