【スピードスター】アドマイヤマーズは、本年のダイワメジャー産駒を代表するスピードスター。セレクトセールの時から、快速系として、バランスのよさと皮膚の薄さが目立っていたが、2歳春の育成時の牧場の評価も同じように高く、トレセン入りして時計を出し始めたのは5月18日。追い日ごとにミッシリと負荷をかけ、同僚新馬勢の中では常に再先着。坂路でもCWでも小気味のいい伸び脚を見せている。

　逆転があればケイデンスコール。気のいいロードカナロア産駒らしく、CWのコース追いも、テンよし中よし終いよし。最終追い切りの坂路も、53秒5-38秒8-12秒4と、1Fの踏ん張りがいい。若干上りの精度が劣るぶん3番手としたが、スリーカナロアーも、併せ馬で遅れたことがない。

　ダンツキャッスルは、それなりの坂路時計は出たが、時計の本数不足。ヤマニンマヒアは、まだ体力が付ききっていないか。

　もともとダイワメジャーは新馬戦で頼りになる種牡馬だが、◎アドマイヤマーズは育成段階から良い動きを見せていた有望株。ここは勝ち切る前提の3連単で。

【平穏】調教の動きから、ここだけでなく先々の大物感まで漂わせている7アドマイヤマーズ。どんな勝ち方をするかがテーマ。8ケイデンスコールも◎と遜色ない能力の持ち主だが、仕上がり度合いで対抗まで。1スリーカナロアーもフットワークは軽い。

【順当決着】初戦向きの血統で、稽古でいい動きを見せている07アドマイヤマーズ。「友道厩舎×個人馬主」という組み合わせも信頼度が高く、いきなりから好勝負になりそうだ。出脚もありそうなタイプで、なおさら信頼度は高いはず。相手は、08ケイデンスコールと02ヤマニンマヒアの2頭を上位に評価する。順当決着の公算が大とみて、◎→○▲の馬単主体で勝負したい。

【小波乱】アドマイヤマーズはスピードに乗ってからよくパワーもある。仕上がりがいいスリーカナロアー。ケイデンスコールはセンス良好。

少頭数ながら質の良さそうな新馬戦。雨の具合がどうなるのかは心配だが、そうなっても上位が揃って崩れることもなさそう。人気でも◎アドマイヤマーズから入る。