【11秒台でフィニッシュ】「まだ緩さはある」と、ルチアーナミノル陣営のコメントは、あまり強気ではない。父はルーラーシップ、母系はパワー型。芝1400mは忙しく感じているのかもしれないが、ひと追いごとに調教時計の精度を上げ、直前CWでは11秒9でフィニッシュ。武豊も追い切りで、しっかりと感触はつかんでいる。

　完成度ならキンシャサノキセキ産駒・ブリングイットオン。スピードタイプは、CWよりは坂路で動くが、アナスタシオも52秒7-38秒4-12秒7なら合格点。上り重点だが、ローゼンクリーガーはCWで12秒4。ラミエル、マカベリ、ララフォーナも連下なら。

【混戦模様】調教を重ねるごとに、気持ちが前向きになってきた4アナスタシオ。6 ルチアーナミノルも性格は素直で、競走馬としての素質は高そう。2ブリングイットオンはキビキビした動きで、いかにもこの距離は合いそうだ。

【稽古動く】稽古でいい動きを見せており、前に行く脚もありそうな06ルチアーナミノル。まだ緩さが残る現状ながら、これだけ動けるというのは能力の証明だ。ノーザンファーム育成という「強み」もあり、いきなりから好勝負に。相手は、08マカベリと10ダンツブライトの2頭を上位に取った。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で、チョイ荒れ狙い。

【小波乱】ラミエルはセンス上々。ウインアミーリアは仕上がり良好。アナスタシオはスピードがある。

軸選びから難しい新馬戦。人気がどうなるかが見もの。おそらくあまり人気にならなそうなところから◎マカベリを軸にした。抜けていいわけじゃないが総合的にはこれじゃないかという感じ。あとは打った馬の人気次第。