【毛並み出色】発馬と折り合いが鍵になるが、器ならリアオリヴィア。母はBCジュヴェナイル勝ち、本年のディープ牝馬でも、有数のノーザンF生産馬。皮膚の薄さとシルエットは出色。やや性格がキツく、調教はまずは我慢。併せ馬は内や真ん中に入れているが、折り合えば、びっくりするほど弾けるように思う。

　まともなら、ヴァンドギャルドとの素質比べ。母スキアは仏3勝(GIII勝ち)、CW・本馬場を重ね合わせ、いかにも藤原英厩舎らしい精緻な仕上げができている。割って入ればホッコーシェルビー、CWの動きは水準以上。ネルソンタッチ、メイショウショウブ、シーシャープ、オメガハートクィンが連下押さえ。

【順当】血統的に、そろそろ大物が出そうな予感。1ヴァンドギャルドは育成時代の評価も高く、初戦から無様な競馬は出来ない。6リアオリヴィアは調教の動きが良し。格上馬と互角の走りが出来ていた。4オメガハートクィンは週を追うごとに動きがシャープになってきた。

【背景魅力】秋を待っていた素質馬がズラリ。本命には、総合力が高そうな06リアオリヴィアを推す。ノーザン育成で外国人ジョッキー騎乗という信頼度の高いパターンで、実際に稽古で見せている動きもなかなかのものだ。相手は、07メイショウショウブと05シーシャープの2頭を上位にチョイス。紛れもありそうなので、◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負だ。

【小波乱】ヴァンドギャルドは素質上位。仕上がり上々のスーペルゴラッソ。リアオリヴィアは芝の実戦でよさが出る。

軽い良馬場ならば人気になりそうなディープ産駒の上位2頭が良さそうなのだが、兎にも角にも馬場次第といったところ。先手も取れそうな◎ヴァンドギャルドを軸にしてみる。穴っぽい△へ抜けてくれれば面白いのだが。