【ダイヤモンドも通った道】サトノルークスの全姉は、ローズS勝ち、エリザベス女王杯3着のタッチングスピーチ。全兄ムーヴザワールドとはサイズや皮膚感は違うが、鼻立ちは涼し気。新馬戦は2着に競り負けたものの、次走は10キロ増の470キロで登場。1000m通過・1分2秒4というスローを、4角では早々に先頭。上り3Fを11秒5-11秒1-11秒4(34秒0)で、パンチアウト、走破タイムも1分48秒4にまとめた。中間、調教の精度を一段アップ。暮れの500万の平場戦を選んできたが、あのサトノダイヤモンドも、通った道。

　対抗はトーセンカンビーナ。アイビーSは体重表記ではプラスながら、輸送も影響したのだろう。妙に薄っぺらに見せ、腰に踏ん張りが効かず出遅れ。直線二の脚を繰り出せないまま流れ込んだが、馬体造りと息もちを、間隔をあけ工夫してきた。

　カントルは、ダービー馬の兄より、少しギアチェンジが遅いか。ただ、スイッチが入ってからの脚はなかなか。叩き二戦目で一気に2秒近く時計を更新、2分1秒9で勝ち上り。

　オールイズウェルのしぶとさ。キラープレゼンス、アドマイヤリーブラ、グランデストラーダなど、力量伯仲。

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【三つ巴戦】未勝利勝ちのレースっぷりから、前走がなんとも期待外れ感の強い12トーセンカンビーナ。敗因を探すとしたら、関東への遠征か、コースを選ぶタイプなのか。そう考えると、未勝利圧勝の阪神なら見直せる。前走の勝ち馬はGI2着。1サトノルークスは前走のように前に行けるとチャンス倍増。相変わらず阪神は先行有利の馬場状態。13カントルはまだまだ強くなる。

【軽視禁物】前走の大敗で人気を一気に落としそうな06ファクトゥーラだが、叩き2走目で展開的にも楽をできそうな今回、見直してみる価値が十分あるはず。積極的な競馬からの大きな変わり身に期待して、本命に推す。相手は、01サトノルークスと03ロードマイウェイの2頭を上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で、チョイ荒れを狙う。

【小波乱】トーセンカンビ―ナは能力上位。上積みが大きいカントル。グランデストラーダは幼いが素質は高い。

平均値トップ◎サトノルークス。相手には2走前同距離コース91○トーセンカンビーナ。ここからの3頭目探しとなる。候補は多い。まずは前走値から▲ロードマイウェイと☆アドマイヤリーブラ。△カントル、△キラープレゼンスなどまで80台キープ。