【二度びっくり】6歳のセン馬ウェスタールンドの、まずは単複。4歳夏・2016年、小倉の大宰府特別を上り33秒8で一気差しを決め、芝路線でも本物になったかなと思わせもしたが、幾度か休養が重なり、6月の津軽海峡特別は一年余の長期休養明け。まず脚元にやさしいダートから走らせよう。硬質なネオユニヴァース産駒だけに、うまく行けば砂もこなせるかもしれない--若干「お試し」的な面もあったように思うが、小細工なしに外枠マクりというのもリズムにあっていたのだろう。12秒4-12秒1-12秒2(3Fは36秒7)というレースラップに対し、自身の上りは35秒9。芝なら10秒台に匹敵する加速ラップには、ふたを開けてびっくり。余力残しの脚色を思えば、小倉1700ダートでも1分44秒台突入もOK。連勝Vの二度びっくりがある。

　降級馬メイプルブラザーが強敵。近走2000m前後の距離を走っているが、当コースには良馬場・1分44秒9という良質な勝ち鞍がある。タガノディグオは力の逃げで押せる1700ダートに新味。クレマンダルザスは春の小倉・和布刈特別の内容上々。ショートストーリー、ビスカリアも連下に警戒。

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【三つ巴戦】OPクラスでも先手を奪えるダッシュ力を備えている8タガノディグオ。初コースになるが苦手というイメージはまるで湧かない。4ウェスタールンドは初ダートの前走が圧巻の強さ。ただレースのレベルは見た目ほど高くはない。今回が試金石。2メイプルブラザーも降級のここは当然有力馬として扱わなければいけないだろう。

【先行期待】この条件と組み合わせならば、ハナを奪いにいく可能性が高い08タガノディグオ。陣営は「うまくタメて」とコメントしているが、小倉ダ1700mならば出していったほうがいいはずだ。準オープンならば地力も上位。相手は、02メイプルブラザーと05イーストオブザサンの2頭が上位評価組である。少頭数なので、ここは◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負といきたい。

【小波乱】メイプルブラザーは決め手上位。上積みがあるウェスタールンド。流れに乗りクロフネビームスが浮上。

前走は函館の同距離戦だが112で勝ちきっている◎ウェスタールンド。長休明けの激走で2戦目の反動は怖いがダート適性はあると見る。だが相手はどれもあり。指数に差がないのだ。少頭数だが目一杯流しておきたい。

現級勝ちから能力は上手の2メイプルブラザーが優勢。小倉は実績がありうまく仕掛ければチャンス。次位は8タガノディグオで気分よく運べれば差はない。▲は1ショートストーリーで確実にパワーアップして前進は十分。