【スピード値が違う】
バーニングペスカが快足を飛ばす。小倉2歳S3着など、芝のス
プリント戦でも好勝負を演じてきたスピード馬。やや一本調子の
パイロ産駒だけに、坂や距離に限界を感じたのだろう。3歳春からダート路線に舵を切りかえてきたが、初の1200mダート勝ちは後続を1秒2チギる圧勝。2勝クラスに入っても1分11秒台半ばの好タイムで勝ち負けを重ね、前走の京都1200m戦は2着を5馬身とチギる独走を演じた。1分11秒6という走破タイムは翌週の天王山S(オープン)と、わずか0秒3差と優秀。昇級戦でも記録面においては不安はない。小回りの福島1150mというコース設定も持ち前の速力にぴったり。
対抗は
ヒザクリゲ。二走前の小倉1000ダートの勝ちっぷりは鮮やか。続く
ラジオ福島賞も1分7秒9という好記録で2着以下を0秒4差に封印。短距離ダートのス
プリンターとして、いま急速に力をつけている。坂路調教の動きも軽快、3連勝も十分ありえる。三番手は
レレマーマ。中山1200ダートを良馬場・1分10秒8というHレベルでぶっちぎり勝ちがある素質馬。除外明けになるが、トレセン入りし6月12日から時計を出し始め、1か月間丹念に乗り込んできた。
アスタースウィングは当該コースに良馬場・1分8秒0という3着歴がある。510キロ台に絞れれば一角崩し圏内。勝ちタイムは少し平凡だが、
オーヴァーライトも当コースで1勝をマークしている。初ダートになるが、
ヨハネスブルグ産駒の
テンクウの大駈けに注意しておきたい。