【連軸安泰】横一線の叩き合い、最後に粘り込むのはクレッシェンドラヴ。本格化までに幾度か踊り場はあったが、ステイゴールドの仔は父に似て成長はジワリゝ。春の福島民報杯は1分58秒7で2着、七夕賞は最速の上りで2着に追い上げた。オールカマーをひと叩き、斤量は七夕賞と同じ55キロ、勝ち負けのカードが出揃った。

　デンコウアンジュも福島は[1011]。カシオペアSを地力で4着に追い上げたが、「次走の福島記念は」というコメントつきだった。58.5キロはかなり厳しいが、それでもミッキースワロー。そして57.5キロのステイフーリッシュも、正攻法の競馬で勝負。

　牝馬の55キロはキツいが、カンタービレは右回りの9Fならどこでも走る。アドマイヤジャスタはブリンカーを装着、パドック登場時、前走とは雰囲気が違って見えるだろう。

　いっそハンデを背負うか、あるいは軽ハンデかの両極端が良く、中途半端は買いづらいレース。持ちハンデ57.5キロはちょっともらいすぎの感もなくはないが、今回は好位勢に楽な展開にもなりそうなので◎ステイフーリッシュから。

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【波乱含み】エリザベス女王杯の日に、あえて得意の舞台を選んだ6デンコウアンジュ。叩き台の前走でも人気以上の走りをしており体調は良さそう。春に福島牝馬Sで快勝しており、ここでも十分に戦える。12ミッキースワローの前走は負けて強しの内容。斤量に不安はあるが能力は間違いなく上。10クレッシェンドラヴは着実に力をつけてきた。

※11/3時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　福島芝2000mで行われるハンデ戦。このレースは小回り、ローカル場、ハンデ戦と、荒れる要素が多く波乱傾向にあるレースです。小回りで1周するコースですのでやはり前にいける子から買いたいです。

　本命視しているのは、レッドローゼスです。期待されつつも、近2走は目立った走りができていない。しかし3走前、今回の条件と同じ、福島民報杯に勝ち星のある子。福島コースを得意とする田辺騎手に乗り替わりなら楽しみ十分。

※11/2時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　クレッシェンドラヴの前走は勝負どころで追いにくくなる不利。外に出すロスがあって脚を余した。福島では勝てないまでも安定して走っている。スムーズなら。

　ミッキースワローは実績で他を圧倒し、七夕賞勝ちもある。まともなら圧勝まで。デンコウアンジュは福島牝馬Sの覇者。じっくりと息を潜めて前が崩れるのを待つ。ステイフーリッシュはすっかり善戦マン風情だが能力の裏付けはある。そろそろ。

※11/3時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　若い馬を重視したい一戦。「馬齢が4歳以下だった馬」は2013年以降[4-2-2-8]と堅実です。一方「馬齢が5歳以上、かつ“同年、かつJRA、かつ出走頭数が15頭以上、かつ重賞のレース”において3着以内となった経験のない馬」は2013年以降[0-1-0-60]と苦戦していました。

　実績やコース適性を考えると、今年はアロハリリー・クレッシェンドラヴ・ステイフーリッシュ・ミッキースワローあたりが中心と見るべきでしょう。ただし「枠番が1-2枠だった馬」は2013年以降[5-1-4-14]と安定していましたから、枠順次第では別の伏兵を狙っても面白いと思います。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　以前は走破時計が2分以上掛かることも多かったレースだが、近年は傷みにくい芝が導入されたことでスピード化が進行し、1分58秒台の早い決着になるケースも多い。それに伴いローカルとしての特殊性はやや薄れ、スティッフェリオ、ウインブライト、マルターズアポジー、ヤマカツエース、ミトラと、以降の重賞でも活躍していく馬が勝ち馬として出てきており、「出世レース」としての性格も濃くなっている。

1.前走凡走馬が巻き返す

　昨年の勝ち馬スティッフェリオはオープン特別4着から、一昨年の勝ち馬ウインブライトも前走毎日王冠10着からの巻き返しだった。2015年の勝ち馬ヤマカツエースも前走の富士Sで13着、2014年の勝ち馬ミトラも前走富士Sで6着。新潟開催だった11年を除く過去9年中、7年で前走馬券圏外の馬が勝利している。

2.内枠先行有利

　過去5年、4角3番手以内の馬は[5-2-1-7]で複勝率53.3％、1・2枠の馬は[5-0-3-12]で複勝率40.0％。また、昨年は道中ラチ沿いを通った馬のワンツースリーだった。以前は外からの差しが決まるケースもままあったが、スピード志向が強まった近年は内をロスなく立ち回れる先行馬有利の傾向が高まっている。

3.より短い距離の実績

　過去5年で3着以内に入った延べ15頭中14頭には、以前に2000mより短い距離での勝利経験があった。スピードが求められるレースのため、より短い距離で走れるだけのスピードのポテンシャルは必須。

　レッドローゼスは未勝利戦こそ東京で勝っているが、その後の5勝は全て小回り一周コースでのもの。前走12着のオクトーバーSは東京での上がり勝負だったので参考外としたい。春にここと同条件の福島民報杯を強い内容で勝っており、前々で立ち回るだけの先行力もある。条件が変わって巻き返しを期待できるだろう。

　デンコウアンジュは差しが身上なので展開が向くか微妙だが、小回り2000mという条件は合っている。福島コースも得意で、中団に付けられれば上位争いを期待できるだろう。2連勝中のアロハリリーは初重賞だが面白い存在。ここでも先行していけそうで、内枠を引ければ残り目は十分にありそう。

　ステイフーリッシュは2000mより短い距離の実績はないが、2分を切る時計の2000m重賞で好走しており対応はできそう。前走より相手が落ちるここなら期待十分。以下、先行勢に厳しい展開になった七夕賞で3着したロードヴァンドール、福島合いそうなウインイクシード、七夕賞は展開が向いた面こそあったが強い内容で勝利したミッキースワロー。

このレースのパターンはハンデ関係なしで平均値順を重視。しかも前走値出ている上位馬は重視するのが正攻法。▲カンタービレ、☆デンコウアンジュは重視したい。しかし軸馬としては平均値次点の◎クレッシェンドラヴを狙う。福島同距離コースでは実績ある。相手に○ミッキースワロー。同じく同距離コースで△レッドローゼスも拾いたい。

七夕賞の快勝から地力をつけてきた12ミッキースワローを推す。58・5キロでも現状の充実ぶりから決め脚は上位。次位は14アロハリリー。連勝中で伸びシロも大きいなら互角。▲は10クレッシェンドラヴで福島巧者で末脚は威力がある。