【本領発揮】
アクートが差し切る。近5走は[0320]。あと一歩届かないじれったいレースが続いているが、距離やコース替わりなど条件を問うことなく常に0秒4差以内の勝負に持ち込んでいる。新潟・外回りコースはキャリアの中でも一番戦績が優れ、1ハロン短い1800mながら1分46秒台のHレベルで2勝・2着1回という良績あり。56キロも背負いなれており、少し間隔をあけリフレッシュを図り、歩様やフットワークは前回より滑らかになっている。
対抗は
ダイワメモリー。芝に戻して目下2連勝と内容充実。二走前の中山戦・2分0秒0も速かったが、前回のテレ玉杯は1000m通過・58秒3というタフなミドルペースを踏み1分57秒8というオープン級の快記録で寄り切り。母は
桜花賞・
有馬記念などGI4勝をマークした歴史的名牝、血統開花間近を思わせる。53キロの斤量なら逆転の首位まで有望だろう。
ゴージャスランチは昨年秋
ローズS4着で
秋華賞(8着)に駒を進めた好素材。以前は先行するか追い込むか。心身ともに幼くレースの選択肢が少なかったが、体質強化が叶い小回りコースの流れにも中団前目で運べるようになり、京都1800mの
パールSは1分45秒6という好タイムで僅差4着に押し上げてきた。
シャイントレイルも似たような軌跡で京都9ハロン・
糺の森特別を1分45秒8で快勝。記録面でも現級3勝クラスに追いついてきた。差し一手だけにムラはあるがツボにはまれば
サトノグランの末脚も見逃せない。直線勝負に徹すれば
オハナも猛威。