【目に見えて強くなった】
タケショウベストが力をつけている。初勝利は福島1200m、平坦のローカルを走るケースもあり、500万脱出に手間取った時期もあった。
しかし前年11月の福島戦に続き、暮れの中山・芝1200mを2着に1馬身余の完封。弾けるような伸び脚で急坂から外一気に押さえつけた。1分8秒5という走破タイムは翌週の準オープン・南総Sより0秒1速く、上りラップの数値など内容も上だった。
石清水Sは遠征競馬、距離は1400m。出遅れも加わり9着に終わったが、2月に入り美浦坂路で51秒台の好タイムを二週にわたって連発。斤量は53キロに軽減、2勝を挙げている相性のいい蛯名に手綱が戻る。
対抗は
ダイトウキョウの決め手。追い込み一手だけに多少のムラは覚悟する必要があるが、
サンライズSはレースの上りを1秒6上回る、メンバー中最速タイの33秒9の末脚を駆使。当コースには1分7秒7・小差4着という記録もある。ハンデは2キロ減の55キロ、リズムよく運べば首位まで有望。
アッラサルーテは、現級の準オープンで2着3回連対歴のある実力派。中山1200mは[0-2-1-2]と、いくぶん詰めを甘くしているが、前回の南総Sと同じ54キロなら、大崩れは考えにくい。
スンナリ先手なら
ショウナンアエラの前残りが不気味。
ファイナルSは1000m通過が57秒0という超ハイペースを牽引、直線失速も止むなし。0秒9差ならむしろよく粘ったほう。末脚勝負に徹しモツれた展開になれば
イオラニの差し込み。
イサチルホープも
乙訓特別勝ちの調子を維持している。