【真一文字】
クリノガウディーが重賞奪取にまっしぐら。新馬戦を好タイム勝ちしたものの、東京スポーツ杯2歳Sは距離が長く折り合いを欠き7着に失速、続く
朝日杯FSは9番人気の評価だったが、マイル短縮でレース内容一変。掻き込むようなパワフルなフットワークで、2歳チャンプを一完歩ごとに追いあげた。
ただ、そこを境に、腰回りが細く硬く映るようになり、NHKマイル14着で春を終えたが、充電期間を設け立て直しに成功。栗東坂路をまっすぐ速く、真一文字に駆け上がれるようになり、
中京記念はハナ差2着。実力ある古馬に先着を果たし、マイル重賞戦線に一気に名乗りを上げた。阪神・中京に良績があるように、坂コースも歓迎。
中京記念優勝馬
グルーヴィットとの再戦が第一本線。新馬・500万下は脚元の負担が軽いダートを使ったが、体力アップを見越し
ファルコンSから芝へと
アタック(2着)。NHKマイルは勝負どころで周囲を囲まれ無抵抗のまま10着に終わったが、
中京記念は鞍上の叱咤に応え一完歩ごとに前を追い詰め勝利を奪い取った。
追い出しの合図に、若干遅れがちなぶん、中山マイル適性は本命に譲るが、気配は文句なし。雨が降り少し時計がかかってくれればありがたい。
三番手は
トロワゼトワル、春を過ぎ走りに芯が通ってきた。3歳
桜花賞前は体力不足。現地競馬、距離6Fを主軸に置き進歩を促してきたが、三走前の
賢島特別は後続を0秒3と一閃。次走の中山マイル・春興Sは、スローに泣き2着に敗れたものの、レース上りは11秒6-11秒4-11秒1。中山の急坂で11秒1は出色。豊明Sは見降ろしの楽勝、重賞チャレンジの準備は整った。
ディメンシオンは
関屋記念を見せ場たっぷりの4着に好走。先週栗東の調教に出張し、北村Jもデリケートな気性をつかんだか。
ロードクエストは一昨年の勝ち馬。斤量など重くなり、脚の使いどころが難しくなったが、力量そのものはキープ。今回はチークピーシーズ装着を予定、従来とは違った前進気勢を引き出せるかもしれない。
ジャンダルムは名ス
プリンター・
ビリーヴの息子。マイル路線で再飛躍がある。