※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
重賞としては今年が6回目だが、オープン特別として開催された期間が長く、秋の京都の中距離戦としてファンには馴染みが深い。オープン特別時代の勝ち馬には
エピファネイア、
ヴィクトワールピサなど「超」のつくような大物の名前も見られる。将来の大物中長距離馬の登竜門的なレースである。
1.スタミナタイプが好走
一昨年は
ハーツクライ産駒のワンツーで、3着は
ハービンジャー産駒だった。また、16年は
サドラーズウェルズ系
ニューアプローチ産駒の
ベストアプローチが6番人気で3着。それ以前も、15年は
ハービンジャー産駒の
ドレッドノータスが勝利し、
マンハッタンカフェ産駒の
リスペクトアースが5番人気で2着した。中・長距離志向でスタミナタイプの血統が好走傾向にある。
2.差す競馬ができるか
オープン特別時代も含めた過去10年、前走で上がり3F1位の末脚を使っていた馬が8勝。また、上がり3F3位以内だった馬は[9-7-8-34]で複勝率41.4%の好成績を残している。小回りと言えども最終週。少頭数で恵まれた逃げ馬が残るパターンがないことはないが、勝ち切るとなると末脚は必須となる。
3.小回り経験があれば尚良し
一昨年断然の1番人気で2着に敗れた
タイムフライヤーは、それまでの3戦はいずれもワンターンの芝1800m戦を使われていて、コーナー4つの競馬は未経験だった。16年に1番人気で2着の
ヴァナヘイムも小回りは未経験。コーナー2つの競馬しか経験がなかった馬の勝利は、重賞昇格以降の過去5年で未だゼロ。
ミヤマザクラを中心視。当馬の全兄には
ポポカテペトル、
マウントロブソンと活躍馬がいるが、前者は不良馬場の
菊花賞で3着、後者は5勝中4勝が小回りコースと、
ディープインパクト産駒にしては持続力・スタミナが問われる条件の方が得意のようだ。この馬自身も時計の掛かる札幌の芝で未勝利戦を圧勝している。血統背景、そして自身の未勝利戦の勝ち方からして、最終週の小回り2000mという条件は絶好のものに思える。
マイラプソディはデビュー2連勝。この低調なメンバーで少頭数ならわざわざ嫌う理由もないが、どちらかと言えば大箱向きだろう。ここは差し届かないシーンも。
ロールオブサンダーはマイペースで運んでどこまで。コース実績は高く買いたい。
以下、小回り変わりプラスの
ヒシタイザンまで。