【バージョンアップ】父の戦績をなぞるかのように、カリボールが今、急速に力をつけている。デビューは明け3歳にずれ込んだが、キャリア二戦で未勝利を脱出。前走は1000m通過61秒2のスロー。開幕週だけに、通常以上に速い上がりを求められる瞬発力勝負になったが、残り4F標識から11秒8-11秒4-11秒4-11秒5(3Fは34秒3)というレースラップを33秒2で外一気。一頭だけ脚色が違った。

　母は5勝(アイビスSD3着)。半兄モンドキャンノ(父キンシャサノキセキ)は、京王杯2歳S勝ち、朝日杯FS2着。スピード色の濃い一族ではあるが、父はジャスタウェイ、中距離重賞も狙える馬にバージョンアップしつつある。

　逆転があればゴータイミング。母は仏オークス馬、全妹2歳のサヴァランは、つい先日フランスデビュー勝ち、来年の仏クラシックの有力候補となった。華麗な重賞血統を慮り重賞路線にアタックをかけたが、メンテナンスを施し、阪神マイルから再出発。推定10秒台のラップ(2連続)を含む32秒8でゴボウ抜き。ラジオNIKKEI賞は外一気の3着。西部スポニチ賞は小回り独特の前残り競馬になり4着に終わったが、阪神外回りの9Fなら多少スローでもズバリ強襲があっていい。

　小倉シリーズ二戦を好タイム2・3着と頑張ってきたアグネスリバティ。西部スポニチ賞3着リリーモントルー、宮崎特別5着スズカフューラーが押さえ。

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【順当】決して展開は合わないが、持っている能力でテーブルをひっくり返せると見て本命は1ゴータイミング。前走はどこか馬に気持ちが入っていなかった。阪神向き。7アグネスリバティは単騎逃げが濃厚。2カリボールも当然上位。

【押し切る】圧倒的に優秀な先行内容を見せている、07アグネスリバティを素直に本命視。開幕週の少頭数は願ってもない条件のはずで、気分よくマイペースの逃げが打てそう。この中間も変わりなく順調で、デキの面でも不安はない。相手は、02カリボールと03セントウルの2頭が上位評価組。少頭数なので買い目は絞って、◎-○▲の馬連・馬単主体でいきたい。

【小波乱】カリボールは素質十分。レースがうまいセントウル。ガンサリュートは地力がある。

休養明け以外は前走小倉組。平均値ではややほかを離している感もある◎アグネスリバティを軸に抜擢してみたい。前走値は低かったがそれでも数字は下がっていない。あとは先行する展開も向くんじゃないか。相手に○ゴータイミングと▲カリボールの3歳。一発☆リリーモントルー。

休養明けになるが仕上がりは良好な2カリボールが有力。潜在能力は高く相手関係からチャンス。○は1ゴータイミングで展開に注文はつくが能力は上位。