【隠し持つ】
ディアスティマは想像以上の大物かもしれない。母は米国GI・
エイコーンS、テストS、スピナウェイSなど5勝。パチンと丸い青鹿毛――もしかして、新種のディープかも――なんてことを、いろんな
メディアで書かせてもらいましたが、デビュー前の調教は、CWでも芝でも坂路でも、なんだかワンパンチ足りない。いざデビュー戦、パートナーの
北村友一Jも「切れる感じじゃない」――ならば1000m通過・60秒1のミドルを早めに動かしていこう。そうして続伸、マイル通過は1分35秒8、走破タイムは1分47秒7。古馬1勝クラスと肩を並べる好記録で、ひとまず結果は出した。今回は中間、芝、CW、そして最終追い切りは坂路、確実に調教の精度は上がっており、きっとまだギアを隠し持っている?。着実なる確変を見たいものだ。
ヒュッゲは、所属は友道厩舎、調教では古馬GIクラスを相手に併せ馬を消化。2歳にとっては、相当ハードな稽古のかいあって、ひと足お先に馬体造りに成功。デビュー二戦目は、渋り加減の馬場・1000m通過61秒8という流れを雁行状態の先頭。直線を向くと後続とは一気に差が開く。12秒2-11秒9-12秒3(36秒4)というラップをコツコツ重ね、最後は手綱を押さえながら7馬身差の独走。近親には
シゲルピンクダイヤがおり暮れの阪神がよく似合う血統。
チュウワノキセキは、阪神10Fを2分1秒9・上り33秒9で新馬勝ち。
アカイイトは、二走前、当該コースを上り33秒7で強襲。東京の
百日草特別も33秒7の脚を使った。
ケヴィンの伸びしろはどうか。
ミッキーメテオも、腰が膨らめば変身あり。