【もう一丁】3歳馬ヒンドゥタイムズが続伸。2歳暮れの阪神10Fを2分2秒7、次走・京成杯を2分1秒4で3着に割って入った好素材。前回は重馬場・中京の坂を34秒9で駆け上がってきた。2勝クラスなら、時計勝負も軽く突破可能。

　逆転があればルナステラ。細身ではあるが、前走は休み明け。微妙にひと押しが効かなかったが、極端な体重の増減なく臨めれば勝機も見える。レオコックブルーの上積み。ジョウショームード、ウインルチル、サンライズローリエが連下。

　ことあるごとに「2勝クラスの3歳馬」を推してきた夏競馬後半の筆者だが、先週までの同級3歳馬の成績を振り返ると[44-14-19-94]で勝率25.7% ・複勝率45.0%。回収率は単113%・複81%となっている。このうち、前走既に2勝クラスを走って負けている、つまりこのクラスで足踏みをしていた馬は[2-3-3-26]で勝率5.9%・複勝率23.5%、回収率は単28%・複41%しかない。買うなら前走3歳限定のオープンを使って自己条件に来た馬か、前走で1勝クラスを勝って昇級してきた馬。後者でかつ芝というケースだと、[19-4-4-18]で複勝率60%だし、1番人気で勝ってきて今回芝となると[11-2-1-5]であっさりクラスの壁を突破している。未勝利→1勝クラスや2勝クラス→3勝クラスではここまで極端なことになっておらず、2勝クラスならではの傾向。玄海特別では◎ヒンドゥタイムズが該当。馬場が速いとちょっと不安だが、信用して1着固定でいく。

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【順当】まだまだ、これからの伸びしろを感じる9ヒンドゥタイムズ。このメンバーは正直なところ華がない。それならば素材の良さで押し切れる。5ルナステラは新潟からの転戦は気になるが疲れさえなければ能力上位。8ジョウショームードは折り合えばラストは切れる。

【展開有利】近2走で、優秀な先行内容を残している04ウインルチル。先行指向が弱めのメンバー構成に恵まれて、大きな展開利が見込める一戦となりそうだ。この枠番からスタートを決めれば、思い通りのレースができるはず。相手は、05ルナステラと10レオコックブルーの2頭が上位評価組である。多少は紛れもあるとみて、◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負。

【小波乱】レオコックブルーは条件が合う。立ち回りがうまいヒンドゥタイムズが対抗。安定しているジョウショームードが続く。

前走同距離コースで100出ている○ウインルチル。これで今回ハンデが52キロになるのだからさらに前進アリだとは思う。しかし3歳筆頭◎ヒンドゥタイムズは前走中京の重馬場を差し切っていて、荒れる馬場でさらに前進ありとみる。次いで▲ルナステラ。一発☆レオコックブルー。

潜在能力は高い9ヒンドゥタイムズが主力。小回り向きの先行力があり平坦馬場は歓迎だ。対抗は5ルナステラで自在に立ち回れるので逆転の余地は十分。