【今が盛り】ヴァンケドミンゴは、まさに当コースの申し子。福島の地は[4010]、2000mは七夕賞3着を含め[2010]。馬場や展開を問うことなく、ズバリと末脚を伸ばしてくる。今まで良績のなかった中央場所のオープン・カシオペアSでも、前走3着に追い上げてきたあたり、4歳の秋の今こそが旬。酒井Jはレースに迷いが少なくていいね。

　対抗はテリトーリアル。中山金杯を56キロの重量で3着という実績がありながら、オクトーバーSは8番人気という意外な人気薄。しかし、57キロを背負っての勝利、56.5キロならGIIIでも十分勝ち負けだろう。

　バイオスパークは、55キロでGIII・函館記念3着という実績があり、京都大賞典をひと叩き。距離も2000mに縮まる。

　レッドアネモスは、クイーンSを馬群の真っただ中から大胆に抜け出してきた。無欲の大激走とはいえ1分45秒9という記録は質が高い。福島も最終週のパワー馬場、アドマイヤジャスタの函館記念優勝時と芝や時計の出方が似てきた。

　ドゥオーモは52キロで小倉記念2着、53キロで函館記念2着、ハンデ重賞奪取にあと一歩。トーラスジェミニの大逃げ注。

前走でオープンの馬券に絡んだのが1頭だけ、前々走を含めても4頭というメンバー構成。オープン組の層が厚いというわけではないので昇級の◎ワセダインブルーに期待する。ヒモのオープン組は前走着順よりも福島実績重視で選んだ。

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【混戦模様】このコースが得意の11ウインイクシード。ある程度流れそうなメンバー構成で久しぶりに溜める競馬。決め手は衰えていないはず。9ヴァンケドミンゴは前走強豪相手に好走。2トーラスジェミニはここは人気にもなるしマークがキツそうだが、ここでも好走できるようだと未来は開ける。

※11/8時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　福島芝2000mで行われるハンデのGIII戦。このコースは、スタートしてから下り坂で先行争いが激化しやすく、小回りコースなので各馬早めに仕掛けるために直線は激しい追い比べになることが多いです。

　本命視しているのは、レッドローゼスです。抜群な決め手を持っている子で、昨年の福島記念は終い最速の脚で追い込み5着に好走。毎度大きく目立ちはしませんが安定して走れている点は評価できますし、得意な福島コースなら期待します。

※11/8時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　小回り歓迎。一瞬の脚には定評があるデンコウアンジュ。休養明けより叩いた方がいいことは確かだが福島コースはめっぽう走る。期待は大。

　パンサラッサは前走逃げ粘って2着だが逃げにこだわる必要はない。福島では重賞2着がある。

　トーラスジェミニはここ2戦、相手が強かった。このメンバーならひと押しが利きそうだ。

　アドマイヤジャスタは夏の函館記念を制覇。札幌記念は10着も外を回ってロスが大きかった印象。見直せる。

※11/8時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　実績馬と若い馬に注目したい一戦。「“同年、かつJRA、かつ重賞、かつ出走頭数が15頭以上のレース”において3着以内となった経験がない、かつ馬齢が5歳以上の馬」は2016年以降[0-0-0-40]と苦戦しています。

　さらに「前走の条件がGI・GIIのレース以外、かつ前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.5秒以上だった馬」は2016年以降[0-0-0-29]。前走が格の高いレースだった馬を除くと、大敗直後の馬は強調できません。

　あとは前走との間隔や前走の脚質もポイント。「前走との間隔が中2週以内だった馬」は2016年以降[0-0-0-9]、「前走との間隔が中12週以上だった馬」も2016年以降[0-0-0-9]、「前走の4コーナー通過順が9番手以下だった馬」は2016年以降[0-0-1-15]でした。

　今年のメンバー構成なら、不安要素が比較的少ないテリトーリアル・トーラスジェミニ・バイオスパーク・パンサラッサあたりを高く評価すべきでしょう。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　GI当日のローカルメインということで地味なイメージは拭えないが、スティッフェリオ、ウインブライト、マルターズアポジー、ヤマカツエース、ミトラと、以降の重賞でも活躍していく馬をしばしば輩出している一戦。「出世レース」としての一面にも注目したい。

1.前走凡走馬が巻き返す

　昨年の勝ち馬クレッシェンドラヴはオールカマー5着から、一昨年の勝ち馬スティッフェリオはオープン特別4着から、17年の勝ち馬ウインブライトも前走毎日王冠10着からの巻き返しだった。また、15年の勝ち馬ヤマカツエースも前走の富士Sで13着、14年の勝ち馬ミトラも前走富士Sで6着。新潟開催だった11年を除く過去9年中、8年で前走馬券圏外の馬が勝利している。

2.逃げ先行馬有利

　新潟開催だった11年を除く過去9年で、4角3番手以内だった馬は[8-4-1-21]で連対率35.3％、複勝率38.2％。近年の差し追い込みは決まっても精々3着までという年が多く、逃げ先行馬、もしくは4角までに位置を上げていける馬が幅を利かせている。

3.休み明けは苦戦気味

　新潟開催だった11年を除く過去9年で、中9週以上での出走となった馬は[0-4-2-39]で複勝率13.3％と苦戦気味。対して、中2週の馬は4勝で複勝率22.7％、中3週の馬は2勝で複勝率20.8％、中4-8週の馬は3勝で複勝率28.2％。

　バイオスパークは前走の京都大賞典で直線に入るまで見どころのある立ち回り。結果的に9着に敗れたが、距離が長かったということだろう。これまで、函館記念3着などローカルの2000mには適性を見せてきた。条件の替わるここで巻き返しを期待したい。

　ヴァンケドミンゴは抽選対象だが、これまで福島で5戦4勝、七夕賞で3着という実績がある。福島実績は申し分なく臨戦過程も良い。ただ、狙いは立つが1-2番人気だと過剰人気気味に思える。マイネルサーパスも今年の福島民報杯勝ちなどがある福島巧者。叩いた上積みもありそうで、巻き返しを期待できるだろう。

　アドマイヤジャスタは福島自体は合うが気性面がカギ。富田騎手とのコンビは意外と合いそうでマークはしておきたい。以下、GIIIではこれまで掲示板を外していないウインイクシード、ローカル替わりプラスのコスモカレンドゥラ、堅実に先行できるテリトーリアル。

G3のハンデ戦。約半数が平均値100レベルを持つ。なかでも前走値114出た◎ヴァンケドミンゴ。ルーラーシップ産駒でこの同距離コースでも105はコンスタントに出る馬。さらに同距離コース実績ある○ウインイクシードと▲マイネルサーパスを相手にする。一発に☆バイオスパーク。前走値112△レッドアネモスほか、かなりありそうな馬が揃った。

叩いた効果で復調ムードの15ドゥオーモが優勢。他力本願だが53キロなら差し切りは可能。次位は9ヴァンケドミンゴで末脚は堅実でチャンスは十分。▲は2トーラスジェミニで好枠から逃げ切りは可能。