【ザ・オーナーブリーディング】
ジャカランダレーンのセンス非凡。
時計・ラップをここで短縮、後の7-8F重賞の
ステップとしたい。母は
京都牝馬S・
CBC賞勝ち、母の弟は
マカヒキ、父は
ラブリーデイと、金子オーナーならではのブリーディングから生まれたスピード馬。サイズは434キロと、いくぶん胴や胸回りが薄めだが、逆に言えば余分なものが何一つない。新馬戦は馬場差2秒近い重馬場。1000m通過・59秒9の平均ラップにも、4コーナーを向くまで手綱は終始ガッチリ。ひと気合入れると、みるみる間に4馬身のブッ
チギリ。時計は1分24秒6止まりだが、良馬場ならどれほどの瞬発力があるか。楽しみのほうがはるかに大きい。
まともなら相手は
アスコルターレ。祖母は
リッスン、母の妹
タッチングスピーチは
ローズS勝ち、母の弟
サトノルークスは
菊花賞2着。重量感のある近親もいるが、母は芝6-7Fで2勝を挙げたスピード系。
ドゥラメンテ産駒の本馬は母に似て、四肢と背中は短め、サイズは424キロ。気合い乗りはよく、1番枠から好スタートを決め、リズムを損なわないよう、絡まれないよう、絶妙な味付けで1000mを59秒4で通過。残り1F標識で並ばれるシーンもあったが、ラスト3Fは11秒6-11秒2-11秒4で、グイと首を伸ばし二枚腰。平均ペースを踏み、確からしい上りで阪神7F・1分22秒2を計測した。平坦の新潟7Fなら1分21秒台に踏み込める。
プルスウルトラは、東京の1400mの二度経験値をいかしたい。叩くとともに、馬体を大きく、着地やフットワークに力感が増している。
ユイノチャッキーは、ローテーション的に今こそが
ピーク。一気の時計短縮に課題を残すが、変わり身なら
ブルーバード、
ショウナンラスボス。