【思った以上に自在性ある】
デュードヴァンは、左回りの東京1600ダート実績は[3100]、馬券連対率は
パーフェクト。2歳10ー11月の早い段階から、古馬1勝クラスを上回る時計で勝ち星を積み上げていたが、二走前の青竜S・1分36秒2は、古馬3勝クラスの
薫風Sを0秒4上回っており、
ユニコーンSは勝ち馬にレースレコードで走られ、0秒8差をつけられてしまったが、35秒5という上りは数字も脚色も他とは一線を画していた。出遅れ、道悪、良馬場の
パワー決着など、いろんな局面で結果を出してきており、川田Jもコーナー4つの新潟1800mの仕掛けどころをイメージできている。
対抗は
ミヤジコクオウ。半兄
エスポワールシチー(
父ゴールドアリュール)は、2009-2010年の最優秀ダートホースに輝いた、左回り得意のGIマイラーだった。
ヴィクトワールピサ産駒の弟は、兄とは毛色も異なり四肢は長め。9Fダートをベースとした
パワー型にかわった。二走前の鳳雛S・1分51秒0という走破タイムは、同日の古馬2勝クラスより0秒9速く、翌週の古馬3勝クラス・東大路Sの記録を0秒4上回っていた。大井の
ジャパンダートダービーは、断然人気の
カフェファラオを常に内に置き、道中気合を入れ押して行ったぶん、最後は脚が上がってしまった。しかし、前走後も追い切り時計は3本消化、状態は落ちていない。平坦小回りは小倉のネモフィラ賞で経験、今はスタートミスも少なくなっている。
割って入れば
ラインベック、ダート転向緒戦の前走で一発回答。西脇特別は素早く先手を握り重心を静め、ラスト3Fを12秒1-12秒1-12秒2という、芝なら11秒前半に匹敵する好ラップでまとめ、余力残しで逃げ切り。
ディープインパクト産駒ながら腰も脚も太い
パワー型、母はクラシック三冠牝馬
アパパネ。ダートにさらなる機軸を打ち出す可能性あり。
ケンシンコウは二走前の東京戦が1分36秒7、
ユニコーンSは1分36秒0で3着。時計だけでなく気性面も漸次成長している。牡馬相手になるが、
ブランクチェックは、慎重に距離を延ばし、前走1分36秒8まで記録を伸ばしてきた。
ライトウォーリアの前走時計・1分50秒0も優秀、馬体に芯が入ってきた。