※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
重賞に格上げされた94年以降、
青葉賞を経由して
日本ダービーに挑んだ馬の成績は[0-6-5-62]。勝ち馬こそ出ていないが、12年にハナ差2着となった
フェノーメノなど活躍馬をしばしば輩出している。経験も含めた現状の完成度ということであれば
皐月賞組に軍配が上がるのだろうが、ここで上々の勝ちっぷりを見せた馬がいれば本番でもマークが必要になってくるだろう。
1.しっかりと末脚を使えるかどうか
過去10年で3着以内に入った30頭の内、実に24頭が前走の上り3Fタイムで3位以内をマークしていた。昨年逃げ切り勝ちを収めた
リオンリオンも、前走の大
寒桜賞では上がり2位だった。終いの脚がしっかりしている馬が中心となる。
2.前走の距離に注目
過去10年で、前走の距離が2000m以上だった馬は[9-9-8-80]で複勝率24.5%。中でも2200mと2400mだった馬の成績が特に良い。対して、前走の距離が1800m以下だった馬は[1-1-2-56]で複勝率6.7%と不振。一気の距離延長は中々通用していない。
3.上がり馬でも通用
過去10年の成績を前走のクラス別にみてみると、最も良いのは前走1勝クラス(500万下)組の[6-7-8-65]で複勝率24.4%。次点は前走GII組で、[3-2-0-20]の複勝率20.0%。対して、前走オープン特別組は[1-0-1-17]、前走GIII組は[0-1-1-18]で複勝率10%程度。上がり馬でも十分に通用する一戦だ。
フライライクバードは阪神芝2400mで2連勝。特に前走の
アザレア賞は、直線で外に振られる不利がありながらも、高いレベルの瞬発力を発揮して抜け出してみせた。初の輸送が課題とはなるが、広い東京コース自体は合っていそうで距離適性もある。昇級初戦でも十分に期待を持てそうだ。
ディアスティマは前走の大
寒桜賞で全く馬場が合っていなかったにもかかわらず大崩れせず2着。東京替わりは明らかにプラスで、巻き返しを期待できるだろう。
ヴァルコスは、東京よりは阪神向きに思えるが、距離適性は高い。また、東京への輸送経験があるのもプラスだろう。
メイショウボサツは大
寒桜賞を快勝。馬場が向いた面こそあったが、能力がなければあの勝ち方はできない。以下、実績上位も小回り向きの
オーソリティ、地力上位も距離延長微妙の
フィリオアレグロ、条件合いそうな
ディアマンミノル。