【伏兵注意】レピアーウィットは課題の集中力が厩舎の工夫で解決傾向。能力の高さは認められるところで動きも力強く勝ち負け必至。バレッティはB効果も出て前走2着と好走。ひと息入るも力強さ十分で今回も好勝負。デアフルーグ一時の勢い欠くも気配は良好で復調に期待。ハヤヤッコもOP特別なら力量上位で改めて。スマハマも巻き返し可能で、アシャカトブやサンチェサピークなどにも注意が必要。

【集中力アップ】レピアーウィットが好調堅持。2019年5月、レーンを背に3勝クラスの薫風Sを1分36秒7という好タイムで快勝。とんとん拍子にオープンもと思われたが、砂を被るのを嫌がり、太秦S・ポルックスSは大敗。しかし、マーチSからホライゾネットを着用。出遅れを喫し、道中馬群でもまれる厳しい競馬となったが、大外一気に3着に浮上。栗東Sは1000m通過・56秒9-1200m通過・1分9秒1という速い流れを二番手追走から2着に粘り込み。走破タイムは1分22秒0、脚抜きのいい高速ダートでも結果を出した。関西遠征明けになるが、緩みなく調教メニューを消化してきた。

　逆転があればゴルトマイスター。京都1800ダートでは後続に1秒差をつける大差勝ち、東京の三浦特別は1分36秒5、二着に0秒7差の圧勝と、戦歴や資質は本命馬と相通じるものがある。骨折明けになるが、調教の動きはほぼ万全。無事本格化が成れば重賞も望めるゴールドアリュールの息子、苦手とする熱夏の前に、勝ち星を積み上げておきたい。

　割って入ればバレッティ。着外も多く、本格化に時間はかかったが、昨年10月の秋麗S・1分35秒3というタイムを起点に急展開。オアシスS2着でオープンの立ち位置を確認、東京マイルは[2113]と安定している。

　サンチェサピークは薫風Sを1分36秒6・上り35秒7で悠々快勝。記録では追いついた。やや迷走状態にあるが、デアフルーグはデビュー後3連勝、青竜S・1分36秒6で2着した好素材。アシャカトブも好調、戸崎Jなら一瞬の隙をつける。

　2011年にオアシスSとして実施されたのも含め、かつてハンデ戦だったものが昨年から別定になったが、もともと斤量の重い組が走っていた印象のレース。別定になった昨年が4、12、13番人気の決着で3連単250万円。波乱の切り口は斤量以外のところに求めるべきレースだ。

　もうひとつの特徴として、東京のレースだが関西馬がとにかく強い。過去9回で見ると勝率は関東馬2.2%に対し関西馬8.8%、複勝率は8.7%と25.3%だ。

　ここは関西馬が3頭いるが、◎スマハマから入る。逃げ馬が2回大敗というのはメンタル面から今後からっきしの結果が続く可能性もあるが、ここは楽な逃げが打てそうなメンバー構成。逃げ馬はコーナー4つのコースのほうがファン心理として買いやすい面はあるが、東京ダート1600mもヒヤシンスS勝ちなどがあり悪くない。

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【軸不動】4レピアーウィットは最近2戦が好内容で、今回もメンバー的に主軸視が妥当。2アシャカトブは距離短縮がカギだが流れひとつで善戦以上が可能。9ゴルトマイスターは長休明けで昇級戦だが素質的に通用するとみて単穴にマーク。12バレッティは前走好走で引き続き首位争いに加わってきそうだ。6コズミックフォースは前走の先行策を再現できれば上位まで。3トゥザクラウンは前走大敗もダート2走目での一変に警戒しておく。

【小波乱】アシャカトブは地力アップ。仕上がり良好のゴルトマイスター。クロスケは距離短縮で浮上する。

先週の土日のメインに引き続き、ここも東京ダート1600m戦。3歳勢はいない。やはり同距離コース実績は大きな材料となる。あとは馬場状態も気になるところ。ただ稍重でも同距離コースなら実績ある◎レピアーウィットは近走値も良く軸向き。相手に○バレッティと▲サンチェサピーク。一発で☆アシャカトブ。

重賞の好走経験から能力で勝る4レピアーウィットが主力。3勝を誇る得意コースならチャンスは十分。次位は12バレッティで条件はベストで状態面の上積みが望めるなら期待できる。▲は7サンチェサピークで自在な脚があり能力は互角。

　オープンとはいえ、ここはそれほどレベルの高くないメンバー。近走の内容や東京での実績を素直に評価したいところだ。

　◎は、素質的にも頭ひとつ抜けていると思えるレピアーウィット。砂を被ると嫌がって大敗の過去もあるが、ここ2走で着用したホライゾネットの効果でその不安もなくなった。今回は最も力を発揮できる東京ダートで、夏場に強いタイプでもないだけにここは目一杯で秋に備えたいところだろう。

　相手は、バレッティ、ゴルトマイスター、アシャカトブへが本線で、以下は、サンチェサピーク、デアフルーグ、ハヤヤッコまで押さえる。