【三つ巴】
ハーツイストワールが本領発揮。
デビューは明け3歳4月の末(2着)、三戦目の函館2000mで未勝利を突破した。勝ち星を得たことで調整期間を置く余裕ができ、翌年2月の東京2400m戦は11秒8-11秒3-11秒7(34秒8)というレースラップを、34秒0でひと差し。一気にオープン近くに駆け上るかに見えた。
しかし、体重の数字より華奢に映る。体力不足に泣き2勝クラスで足踏みが続いたが、前走は体重こそ減っていたものの、四肢に力がみなぎり歩きも末脚もシャッキリ。2着に敗れたが、2分0秒7というタイムは、同週の3勝クラスより速く、中間の調教過程も出色。
第一目標は
ブラックマジック。こちらは明け3歳、1月の未勝利戦・中山2200mの勝ちっぷり鮮やか。ラップ進行も水準以上だったが、
新緑賞快勝で才能の在処を再確認。430-440キロ台の軽量馬だけに調教はPコース主体だが、いつ見ても肌は艶々、480キロくらいに大きく映す。ひと叩き効果も十分見込める。
エンデュミオンも首位有望。
神戸新聞杯6着の意味を、
鳴滝特別3着で示した。使い詰めだが体力があり追い切りも順調。町田特別は7着と崩れたが、
ドリームスピリットは当コース[1211]。モツれて
ルタンブル、
サトノシリウスも上位争い。