【プッシュ】
エヴァーガーデンが、もうひと押し。2歳暮れ、中山の
葉牡丹賞は、毎年時計が速くなることで知られている。今回も1000m通過は59秒7-マイル通過は1分34秒4-9F通過・1分46秒2というタフなミドルを踏み、自身1分59秒1で2着に連対。続く
水仙賞は、前半1000mは59秒8-2000m通過・2分0秒6というHペースで展開。4角先頭、12秒0-11秒6-12秒5(3Fは36秒1)でクビ差の2着。2分13秒1というタイムは、古馬2勝クラスレベル。よほどの体調の変化や不利でもない限り勝ち負け濃厚。
二の筆頭は
オラコモエスタス。勝ち上がりまでに4戦を要したが、2000mの全体時計や上りラップを走るたび更新。前回は好発、馬任せでハナへ。5F通過・1分3秒0のスロー、どうぞ逃げてくださいという展開に持ち込み、上り3Fは12秒1-11秒4-11秒9という好ラップで二着には5馬身差の楽勝だった。
リスペクトも上り調子。時計レベルこそ落としたが、前走は子供っぽさが抜け、集中力のある走り。まだひと化けある。
ヒシエレガンスは、距離延長に新味を残す。レースっぷりは乱暴だが、
エルセンブルグの才能はわかった。
キングオブドラゴンは相手弱化。