【相手探し】
ドゥラモンドの進化を見たい。
半兄
サンデーウィザード(
父ネオユニヴァース)は、現役6勝・
新潟大賞典勝ち。もう一頭の半兄
ヒーズインラブ(父
ハービンジャー)は、ダービー卿CT勝ち。種牡馬によって、いろんな毛色や体型に出るが、
ドゥラメンテ配合の本馬は、468キロのスラリとした黒鹿毛。四肢が細く、胴回りもまだ薄い。パドックで馬っけを出したりしていたが、走りだせば指示に従順。ぬかるんだ馬場を見越し、いつでも動けるよう、1000m通過・62秒3というスローを早めに好位へ。ラスト3Fは推定12秒2-11秒7-12秒3をマーク。湿った芝でも11秒台のラップを計測、後続が迫るともう一度ハミを取り直して伸びた。稍重で1分50秒9もなかなか。南Wの調教内容も一段強化。中山の急坂でも順当に勝ち負け。
本線は
イルーシヴパンサー。母は芝・ダートで1200mを各1勝、母の兄
ダイレクトキャッチは
共同通信杯2着、全兄
ステラロッサは5勝(
スプリングS3着)。新馬戦は発表は良ながら、週中の大雨が地盤にしみ通り、全体的に1秒近く時計がかかる
パワー馬場。前半1000mを60秒7のスローで通過しながら、上り3Fのレースラップは11秒7-12秒0-12秒6(36秒3)。高速ラップがウリの新潟では珍しく上りラップがかかっており、古馬も3歳未勝利などは最後の1Fが12秒後半というレースが多かった。メンバーに恵まれたことも確かだが、1分37秒0も、馬場差を差し引きすればマズマズだろう。
バイシクルキックは、1200mデビューながら、前後半のラップは34秒8-35秒4と好
バランス。父は
ディープブリランテ、土曜は雨模様。距離延長にも十分耐えられる。
モメントグスタール、
ボイオートスも、このメンバーなら2番手争い。