【自由自在】7Fなら、ラウダシオンは自由自在。坂コースの阪神1200mの新馬を、5F通過・58秒3というHペースを踏み快勝。続く重馬場の小倉2歳Sを3着急襲。もみじSは、5F通過・59秒9というタフなミドルを、レースの上りを0秒8上回る末脚を繰り出し、最後は手綱を抑える余力でフィニッシュ。朝日杯FSは距離に限界、次走は7FのクロッカスSへと距離を短縮。一転マイペースの逃げを打ち、11秒3-11秒0-11秒2で、余裕のフィニッシュ。中京1400mは、前走のリズムをそのままなぞればいい。

　強敵はアブソルティスモ。半兄レイデオロはダービー馬、父がキングカメハメハからダイワメジャーにかわり、四肢は短め、寸の詰まったマイラー系へとかわった。サウジアラビアRCは折り合いに汲々としながらでも1分33秒5で3着。こうやまき賞も、1000m通過・1分1秒2のスローにも我慢が効き、上り34秒2で一閃。ただ、兄たち同様、どこか集中力が途切れるときがあり、クロッカスSは4着に沈んだが、反発力があるのもこの兄弟。

　ビアンフェも7F――もしくは6Fに特化すれば、これからも重賞の一つ二つはいける快速馬。重馬場の差し比べになればトリプルエース。ゼンノジャスタも、7Fなら存在感発揮。シャインガーネット、ウイングレイテストも押さえておきたい。

　例年の良いパターンを持っている馬は軒並み上位人気に。配当を追求して、ここは唯一のマル外◎トリプルエースを狙う。1600mの2戦は完敗も、1400mならまだ可能性はある。

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【難解】先行したときの方が結果が出ている印象も、溜めた競馬を見てみたい9アブソルティスモ。今回は速いメンバーが揃っており新しい面を見せるかも。5トリプルエースは小倉2歳Sの内容から時計のかかる馬場になれば大きく浮上。大穴は転厩して本来の素材の良さが出だす頃とみて16ライチェフェイスを狙ってみたい。

※3/8時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中京芝1400mで行われる3歳馬限定のGIII戦。このコースは最後の直線が長く急勾配な坂も待ち受けているために差し脚を持つ子が有利です。本命視しているのはラウダシオンです。レースに自在性を持っている子で、前走は逃げて余裕を持った勝ち切り。脚質の幅を広げましたしここでも力は上位。成長著しい1頭ですから勢いに期待します。まだまだ成長の見込める明け3歳馬のレース。相手には追い切りの動きから成長を感じる子も積極的に狙っていきたい。

※3/7時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　朝日杯FSでハナを切ったビアンフェだが結果的にペースが速くなってしまった。1400mはギリギリ大丈夫。パワーを要する芝も合っている。ラウダシオンは前走クロッカスSが万全の逃げ切り。差しに回っても問題なく、この距離は最も合っている。ウイングレイテストは展開が向いたとはいえデイリー杯2歳Sでの2着を評価。間隔が空いた点は問題なし。中京も合いそう。マイネルグリットは小倉チャンプ。時計が掛かるようならチャンス。

※3/8時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　前走が重賞だった馬と、前走を完勝している馬が中心。「前走の条件がJRAの重賞・地方のダートグレード競走以外、かつ前走の着順が2着以下・競走中止、もしくは前走の2位入線馬とのタイム差が0.1秒以内だった馬」は2014年以降[1-0-1-54]なので、評価を下げるべきでしょう。

　なお「“JRA、かつ重賞のレース”において6着以内となった経験がない、かつ“JRA、かつGI以外のレース”における連対率が100.0%未満・出走なしだった馬」も2014年以降[0-0-2-55]。好走を果たした馬の大半は、重賞で善戦したことのある馬か、GI以外のレースで大きく崩れたことがない馬です。

　オッズ次第ではありますが、今年はウイングレイテスト・トリプルエース・ビアンフェ・ラウダシオンあたりを中心に買い目を組み立てようと考えています。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中京芝1400mで行われるようになって今年で9年目の3歳短距離重賞。1200mで勝ち上がってきて距離延長が未知数の馬や、マイルだとやや足りないという馬が多く参戦してくるため、各馬の力量差が図りにくく予想を難しくしている。過去8年間で1番人気が馬券に絡んだのは1年のみと、基本的に波乱含みの一戦だ。

1.マイル経験が活きる

　過去8年、前走1600m以上を走っていた馬は[4-5-6-39]で複勝率27.8％と上々なのに対し、前走1400mだった馬は[4-3-1-40]で複勝率16.7％、前走が1400m未満の距離だった馬は[0-0-1-34]。また、過去8年の勝ち馬のうち7頭には、それ以前に1600m以上の距離を走った経験があった。

2.将来性より完成度

　昨年は2歳9月にオープンを勝っていたハッピーアワーが優勝。それ以前も、18年に2・3着だったアサクサゲンキとフロンティア、17年3着のメイソンジュニア、15年2着のアクティブミノルなど、2歳の冬までにオープンクラスを勝っていた馬がよく好走している。

3.同距離に実績のある馬

　昨年の勝ち馬ハッピーアワーはそれまで1400mで3戦3連対。18年のミスターメロディもダートながら1400mを既に勝っていた。それ以前も、13-17年の勝ち馬は全て、それ以前に1400mで2勝以上をあげていた。とにかくこのレースでは1400m実績が重要となる。


　ビアンフェは前走の朝日杯FSで7着。ハイペースで差し馬が台頭した結果を考えれば悲観する内容ではなかったが、現状マイルはやや長いようにも見えた。1400mはタイセイビジョンの2着という実績があり、距離短縮は歓迎。巻き返しに期待したい。

　ペコリーノロマーノはこれまで1400mで2勝。重賞では敗れているが、枠が悪かったり馬場が向かなかったりとツイてなかった面もある。改めて期待したい。ワンスカイは中京合いそう。前走はタフな馬場で1600mと条件が悪かった割に4着と善戦。重賞でも通用する素地はあると見る。

　ラウダシオンはここならスピード上位も、ゲートに不安があるのがどうか。前走は出たが、今回も出るとは限らない。人気するなら疑いたい。以下、前走はさすがに相手が強かったトリプルエース、溜める競馬ができるようになってきているゼンノジャスタ、左回り替わりプラスのシャインガーネット。

前走同距離のクロッカスS組の数字が高い。シンプルに筆頭◎ラウダシオン評価。あとはかなり前走値90台が揃っているので拾い切れるかどうかのレースになっている。上位に○ゼンノジャスタ、▲シャインガーネット、☆アブソルティスモ。以下△までまったく差はないといっていい。さらに無印にもやれそうな馬残る。難しい一戦である。

距離短縮で巻き返すのが13ビアンフェだ。スピード能力は高く積極策から押し切りは可能だ。次位は6シャインガーネットで成長力があり差し脚は上位。▲は10ラウダシオンで自在な脚があり差し切りは十分。